‘歴史に名を遺した日本人の書‘展 書道博物館(鶯谷)
6月16日まで開催中です。
歴史上著名な人物の書展です。
古くは聖武天皇から、近くは明治の文豪・元勲まで
過去に思いをはせながら眺めました。
印象に残ったのは、松平定信の書です。
経済引き締め政策をしき、何かと規律にうるさかった
堅物というイメージなんですが。
書は掛け軸になっていて
内容は「人の世の楽しみ」を並べたもの、
字は良寛さんを連想させるような、とぼけた味わいのあるかわいい行書です。
あの松平定信が、と思うと楽しかったです。
本館と新館の間の中庭です。
こじんまりとして風情があり、花が見ごろでした。
本館は古い建物で常設展示スペースです。
貴重であろう資料がたくさん並んでいるのですが
なかなか時間をとって見られません。
本気で全収蔵品を眺めたら何時間もかかるでしょう。
いつかチャレンジしたいものです。
館内の注意表示も書なんです。
展示会場内にもいくつもあって、ユーモアある文言が上げられていて
それを眺めるのも楽しいです。
書道専門のこの館は、他にはない作品の数々が見られて
好きなんですが、難点は立地です。
R18エリアの中に建ってるんです。
向かう途中の道では、人に見られたくないなあという感じ。
根岸って歴史ある街のイメージなのに
何でこんな建物ばっかりなんだろう。
上野が近いからか?
この館で長居をする気はしない理由は
近くでお茶や食事がしにくいからだな。