仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

橋下知事の暴挙への反応

大阪府教委>「維新の会」教育条例案…委員全員「反対」

毎日新聞 9月16日(金)13時16分配信
 
 大阪府教委の教育委員会会議が16日開かれ、橋下徹大阪府知事が代表を務める首長政党「大阪維新の会」が9月府議会に提案予定の「教育基本条例案」に対し、意見表明ができない府教育長の中西正人氏以外の5人の教育委員全員が「ものすごく乱暴」などと批判し、反対の姿勢を示した。

【写真で見る】大阪は変わった? 橋下府知事

 同条例案は、教育行政への政治的関与を強めることを主眼としており、教員の懲戒規定を明確化したり、首長が設定した目標を実現する責務を果たさない教育委員を罷免できるなどの内容を含む。

 5人のうち、陰山英男氏(立命館大教授)と小河勝氏(大阪樟蔭女子大講師)の2人は08年10月に橋下知事の肝いりで委員に選ばれたが、いずれも激しく批判した。特に陰山氏は「この条例で大阪の教育がよくなるとは思えない。学力は上がってきているのに、今まで作り上げてきたものを自分たちで壊すことになる。耐えられない」と述べ、条例案が可決されれば辞任する考えを表明した。小河氏も「教員を管理し、処罰しようとする視点しかない」と反対論を展開した。【田中博子】
 
 

橋下「市長」になったら…大阪市、早期退職倍増

 大阪市で、定年前に辞めると退職金が加算される早期勧奨退職制度を利用し、9月末に退職する職員が80人と、前年同期の2・5倍に上ることがわかった。
 理由は「親の介護」などという。ただ、橋下徹大阪府知事率いる大阪維新の会が9月市議会に職員基本条例案を提出し、職員管理の強化を狙う上、府知事選とのダブル選をもくろむ橋下知事が市長選へのくら替え出馬に意欲を見せる。このため、市議会などからは「職場環境の激変を恐れ、早めに逃げだそうという意識が広がっているのでは」とのささやきが漏れる。
 同制度は2007年度から導入され、勤続25年以上か50歳以上が対象で退職時期は3月末と9月末の2回。退職金は50歳で2割アップとなる。例年、3月末に利用する職員が多く、昨年度は331人。9月末の退職者は導入初年度に111人いたが、その後は40~30人台だった。ところが、今年は9月末時点で80人。昨年同期(32人)より大幅に増加し、課長級が5人、課長代理級も8人いた。
 バス事業の外部委託拡大に伴い、今年度から2年間、対象年齢を45歳以上に広げた交通局が昨年度の4人から26人に大幅に増えたが、交通局以外だけでも2倍近い増加になるという。
(2011年9月11日  読売新聞)
 
 
 

反「ハシズム」集会に香山リカ氏ら 平松市長も出席

 

 11月の大阪市長選に出馬する方向の橋下徹大阪府知事の政治手法を議論するシンポジウム「『橋下』主義(ハシズム)を斬る」が17日、大阪市で開かれた。山口二郎・北大院教授らが主催し、自治体改革や教育行政に「政治主導」を打ち出す橋下氏の姿勢をファシズム(独裁主義)にかけて批判的に検証するのが狙い。同市長選で再選をめざす平松邦夫市長も会場に姿を見せ、識者らの議論に耳を傾けた。
 山口氏は基調講演で、橋下氏の政治手法について「上意下達の軍隊的官僚組織を作り、教育に競争を持ち込むやり方は多様性や自発性を否定している。政治主導ではなく単なる支配だ」と批判。「東日本大震災後に我々が必要としているのは相互扶助。政治は悪者を探してたたく見せ物ではない」と主張した。
 パネル討論では、精神科医香山リカさんが、橋下氏の支持率の高さについて「次々にネタを出す刺激が受けているのでは」としつつ、「バトルの構図を描いて二者択一を迫るのが得意だが、世の中には白黒はっきりつかないことが多い」と指摘。帝塚山学院大の薬師院仁志教授は「橋下氏は軍隊的官僚主義と自由競争を求める市場原理主義という、両立しないものを時と場所に応じてしゃべる。長い目で見て(住民を)どこに連れて行くのか」などと疑問を示した。 (朝日新聞HPより)


すでに大阪市の教員の臨時職員の応募者がいなくて困っているとか。
(公立学校の現場は臨時職員なしにはまわりません)
橋下プランの、高校英語の外国人講師もろくな人材が集まってないらしいし。
 
一般的に企業が優秀な人材を集めようとするなら、高給、職場環境の充実などを
売りにするものだと思いますが、真逆ですよね~。
ホント常識も教養も欠けてる人物ですね。
 
 
大阪の方はよく考えて投票しないと
市民生活に多大な支障をきたしそうですね。
 
もうおもしろがって公務員バッシングしている場合ではないでしょう。
なり手がいなくなっちゃいますよ~。
 
 
ハシズム」うまいなあ。
多くの方にこの議論を聞いていただきたいものです。