仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『残酷な神が支配する』  萩尾望都   [小学館漫画文庫]

萩尾望都さんの作品が高尚で哲学的で 娯楽としては読みにくいものが多いですが、 この作品は特にシビアです。 舞台はイギリス・アメリカ 母親の再婚のため、義父の屋敷で暮らすことになった少年ジェルミ。 義父グレッグから毎夜、性的虐待を受ける。 愛する…

五月の飾り

左にぶら下がってるのは、金太郎とクマさん 毎年のことですが、端午の節句が終わったあとの飾りに困るのでした。 6月って行事がないし、梅雨だし、ぱっとしない・・・。

「中庸」  宇野哲人 全訳注  [講談社学術文庫]

7中国の儒教の書物のうち、もっとも重要とされる 四書五経(論語、大学、中庸、孟子/易経、書経、詩経、礼記、春秋)の一つ 孔子の孫である子思の著作であると言われています。 「中庸」という言葉は私の座右の銘です。 もっとも日本で慣用句的に使われて…

新版 県史シリーズ 静岡県の歴史 [山川出版社]

さすが歴史の山川!という良品シリーズです。 全都道府県分47巻です。 私は静岡県を読みました。 遺跡の時代から始まり、近現代(戦後くらい)までが 時系列で語られています。 県の詳細な史実を通して 日本史全体を概括することもでき 読み応えのある一冊…

USJの大学生不祥事について

愚かな若者はいつの時代にもいるものですが ここまで大きな社会問題になってしまうのは ネット社会ならではなのでしょう。 自分たちの行為が反社会的であるという自覚がない、 それをネットに掲載して全世界に発信することの意味、 を理解していない。 社会…

ふきとタケノコ

春の山菜は独特の香りがあって さわやかですよね。 春を感じたくなって タケノコの煮物とふきの煮物を作りました。 せっかくなので生のものから。 予想はしてたけど 下ごしらえが手間かかりました。 タケノコの下ゆでは 火にかけておけばいいからともかく、 …

「孟子」    講談社学術文庫    貝塚茂樹

「孟子」は、中国古典の四書の一つ 孟子という人物は孔子と並ぶ賢者と称され、合わせて「孔孟」と呼ばれる。 書「孟子」は孔子の「論語」と同様に、孟子の言行録となっている。 この本は 1章 孟子思想の時代背景 2章 孟子の人と思想 3章 「孟子」という著…

四月の歌  ‘古今和歌集より’

見わたせば 柳桜をこきまぜて 宮こぞ春の錦なりける 世の中にたえてさくたのなかりせば 春の心はのどけからまし 在原業平 久方のひかりのどけき春の日に しづ心なく花のちるらむ きのとものり さくらちる花の所は 春ながら 雪ぞふりつつ消えがてにする そう…

4月のカレンダー

4月の花は牡丹(ボタン) 百花の王といいますが 本当に華やかですね。

4月1日

年度初めということで、 気合いを入れて、一番地味な黒いスーツで出勤しました。 すると職場にも町にもフレッシュな新人がいっぱい。 隣の若者が私とそっくりのスーツを着ていました。 「まいったなあ、フレッシュマンと同化してるよ」 と一瞬思った後、 い…