仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「ISLAM イスラーム」 ポール・ランディ  [ネコ・パブリッシング]

「この一冊でイスラームのすべてが見える」という副題。 まさにその通りの本です。 実際生活上、イスラームを理解する必要があるという方に 是非お勧めします。 オールカラーで写真や図が多く、 社会科の資料集みたいで、とてもわかりやすいです。 歴史的物…

「図説 アジア文字入門」  河出書房新社

アラビア文字が見たくて手に取りました。 その他、インド系文字、漢字系文字、ラテン文字の章があります。 この模様みたいなのが文字なのです。 五十音表にあたるもの アラビアでは書道が発達して 能書家は尊敬されるそうです。 親近感わくなあ といっても日…

「コーラン」  井筒俊彦:訳       岩波文庫

イスラム教の聖典です。上中下の三巻 開祖(で正しいのかな?)ムハンマドが アッラー(神)から下されたお告げをまとめたもの 正しくは「訳」ではなく「解釈」と呼ぶべきかな。 コーラン(クルアーン)は元のアラビア語で読むべきもので 他の言語に翻訳して…

新品と中古品の違いとは?

新しい服を買うと、 まだ着れると思ってた服がつまらなくなって 着なくなったりします。 これは実際に、古い服は劣化したり傷んだりしてるから 新しいのと比較して、悪く見えるようになるんだと思います。 だけど、化粧品はどうなんでしょう??? 古くなっ…

畠山記念館   (東京 白金台)

近代の実業家のコレクションを展示している小さな 美術館、というか展示館 茶道具主体のようです。 庭園の中に館があります。 庭園内には茶室があるし、樹齢100年以上の大木が何本もあります。 こじんまりとした建物で、中に入るときはスリッパに履き替え…

‘美術館で旅行!-東海道からパリまで-’ 山種美術館(恵比寿)

夏休み期間ということで、「旅」をテーマに絵画を選び、旅行気分が味わえる企画だそうです。 ちょっと変わった視点で絵を眺められて、とても楽しめる展覧会でした。 展示の順序や説明文が旅行気分を盛り上げてくれます。 まずは歌川広重の「東海道五十三次」…

「図解 これだけは知っておきたいコーラン入門」   洋泉社

「コーラン(クルアーン)」はイスラム教の聖典です。 イスラム世界を理解するためには、必須の教養かと思います。 タイトル通り、コーランを理解するための入門書です。 見出し、図解など教科書のようなレイアウトで、とてもわかりやすいです。 てっとりば…

‘東洋の白いやきもの/仙崖’展   出光美術館(有楽町)

中国と、加えて朝鮮・日本の白磁が展示されています。 やっぱり朝鮮の焼き物が好きですね、癒し系で。 中国の物と大きく形が違うわけではないのですが ラインが違うというか。 美術品と民芸品の違いっぽいかな。 併設して仙崖の書画が展示されていました。 …

反原発デモ

金曜夜恒例の国会前のデモに参加。 (主催:首都圏反原発連合 くわしくはHPで) 話には聞いていましたが、すごい人出です。毎週こうなんですよね 政党や団体の動員ではなく、任意の個人の集まりで これだけのことを継続的にできるとは、すごいことだと思いま…

‘国宝 古今和歌集序と日本の書’ 大倉集古館

ホテルオークラ東京にある小さな美術館です。 古今和歌集の仮名序(巻子本) 藤原定実の書 を見てきました。 古典の書はバラバラになっているものが多くて 完全にそろっているものを見ると感激です。 古今和歌集は平安貴族の必須の教養で、名歌が多いですが…

「俳句の本 光と風と水と」  川名大・山下一海  [朝日出版社]

いろいろな俳句を紹介しているアンソロジー 春、夏、秋、冬、新年の5章立てです。 風景写真を挿し絵のように載せていて、俳句をイメージしやすいです。 時々ちょこっと載っている歴史コラムが興味をひきます。 俳諧、連歌から始まって現代の前衛俳句まで、…

夏に心がけていること

YAHOOのお題の記事です。 今までたくさん記事にしてきた内容なので、 トラックバックしておきます。

‘中国山水画の20世紀’  東京国立博物館(上野)

「中国美術館名品選」という副題です。 中国美術館は、中国にある美術館の中でも大きい館だそうです。 そこの名品ですから、本当にすばらしい絵ばかりでした。 中国絵画の長い伝統を引き継いだ近現代の画家が どのような活動をしてどのような絵を描いたのか…

書道博物館   東京 根岸

台東区立書道博物館です。最寄り駅はJR鶯谷 元々は、画家・書家 中村不折氏が作った博物館で、氏のコレクションを展示しています。 個人でこれだけの施設を作っちゃうなんてすごい。 中村不折という人物は知らなかったのですが、 実はいろいろ活躍していた方…

「イスラームを知ろう」 清水芳見 [岩波ジュニア新書]

イスラムのことを知りたくて、入門書を探しました。 わかりやすく概容をまとめてあるものということで、この本を選びました。 「ジュニア新書」ですから青少年向けなのですが かみくだいて説明してあるので、わかりやすかったです。 知らない難しい分野を読…

「土を喰う日々」 水上勉  [新潮文庫]

「我が精進十二ヶ月」という副題 少年時代を京都の禅寺で過ごした作者の料理エッセイ 軽井沢の自然豊かな土地に一人住む筆者が 自宅の畑で取れる野菜を中心に毎日の食事を整えています。 その日々の様子を一ヶ月ごとの12章で一年間通して描いています。 筆…

8月の飾り物

気分だけでも涼しくなりたくて、ガラスや水系でまとめてみました。 水生植物のウォーターパゴバ 普通の植木鉢に入れちゃうと涼しげな雰囲気が出ないなあ 葉っぱがお日様に向かって伸びていくのがカワイイ 落として枯らしちゃったパキラくんの跡継ぎのヤシで…

チケットぴあの対面販売

今やコンサート等のチケットはネットやコンビニですぐに手に入る時代となり、 かつて一世を風靡したチケットびあの店舗は数少なくなりました。 久しぶりにお店でチケットを買ってみたら、やっぱりいいなと思いました。 少し前に、ディスカウントチケットショ…

「下町ロケット」  池井戸潤   [小学館]

直木賞を受賞して話題になった作品 主人公 佃は、中小企業佃製作所の社長。宇宙科学開発機構の研究員としてロケットの開発に 携わった経歴を持つ。家業を引き継いだ後も、高度な技術を開発し、業績を伸ばす。 佃製作所が高度な研究・技術を持つことが元で、…

8月のカレンダー

東海道五十三次の水口 空や山の色が夏っぽいです。

八月のことば

無寒暑 むかんじょ 【大意】 寒い時には寒に徹し、暑い時には 暑に徹することにより、寒暑を超越し 自らの克服を計る禅僧の境地 節電の夏のキャッチフレーズに出来そうな言葉ですね

鶴岡八幡宮のお池の蓮

鎌倉 鶴岡八幡宮の入ってすぐの池の蓮が花盛りでした。 やっぱり寺社に蓮の花は似合いますね (あれ、蓮の花がシンボルなのって仏教だっけ??) 白だけでなく、ピンクもありました。 坐って眺めてたら、風で葉がいっせいに揺れたりして 和みました~。 ここ…

「千夜一夜物語」   [アラビア語]

中世イスラム世界でまとめられたアラビア語の説話物語集 「アラビアンナイト」という別名がある。 シャーラザッドという女性が千夜かけて語ったという膨大な物語。 なんでそんな設定なのかというと 女性不信の王様が、女性と一晩寝て翌朝処刑するということ…