仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「シャーロック・ホームズの冒険」    コナン・ドイル[イギリス]

シリーズの第一短編集です。 私はこれが一番おもしろかったです。 「ボヘミアの醜聞」 ホームズにとって唯一の女性が登場します。 といっても恋愛ではありません。 「あのひと」という敬称をもって、ホームズはいつも呼んでいます。 この事件において、ホー…

手芸部、発足♪

って、自分一人で手芸をするだけですけど 昔は服を作ったりもしていましたが、 時間と余裕がなくて止めていました。 久しぶりに再デビューです。 といっても好きな針仕事=刺繍(ししゅう)に限定です。 お裁縫は、針以外の仕事(型紙に印つけて裁断したり、…

地域の防災放送

時々、流れる市内の防災放送。 (これって、どこの自治体でもあるものなのかしら?) 私の住んでいる市も、隣の市も名前は4文字なのですが、 放送の時のイントネーションが違います。 私の市では、「防災、○○○○、です。」と、 二つの単語をそれぞれ普通の発…

『パズルゲーム☆はいすくーる』 野間美由紀

野間美由紀さんの少女マンガです。 まだ昭和のころに開始し、出版社が変わったりして未だに連載してるロングランシリーズです。 この方は、少女漫画界には珍しいミステリー専門作家です。 ミステリー作家協会にも所属されているとか。 いろんな専門分野を素…

「暮らしのヒント集」     暮しの手帖社

雑誌「暮しの手帖」の連載コラムの単行本です。 「心に残る一言」集みたいな内容です。 コピーをつけるとしたら “日々の生活に追われる忙しい貴女へ”って感じです。 この「暮しの手帳」はジャンルで言うと生活情報誌ですが、 創刊以来、広告を取らないという…

「書庫」の整理

記事が増えてきたので、書庫の分類を増やしました どういう分け方にしようか考えてる時、 学生時代のことを思い出しました。 私は日本近代文学を専攻していました。 卒業論文では作家を一人選んで書かなければなりません。 「現代」の作家は選んではいけない…

「白馬山荘殺人事件」    東野圭吾

東野圭吾の初期の長編です。 「本格推理」になぞらえて趣向を凝らしたようで、 ・舞台は人里離れた山荘 ・現場は密室 ・暗号(マザーグース) と古典的な道具立てがそろっています。 本の最初に「登場人物一覧表」が掲載されているのも いかにも「ミステリ」…

「回廊亭殺人事件」      東野圭吾

東野圭吾の長編小説です。 感想は一言で 「こ、怖~~っ 」 伏線がたくさんある、複雑な組み立ての話で 最後に一番大きな伏線がひっくり返されますが、 その場面は人間の醜さとみにくさのぶつかり合いでおそろしかったです・・・。

国語の教科書に載っていた名作

新学期のシーズンなので、学生時代を思い出します。 学校で習った事の中で、大人になってもミョーに覚えてることってありませんか? 「やまなし」 宮沢賢治 〈小学校〉 「やまなし」のタイトルではわからなくても 「クラムボンはかぷかぷ笑ったよ。」 のセリ…

「秘密機関」       アガサ・クリスティ[イギリス]

アガサ・クリスティのスパイ小説、「トミー・タペンス」シリーズ第一作です。 この話のキーパーソンは、なんといっても謎のブラウン氏でしょう。 恋愛方面の進展がスパイスになっています。 幼なじみの二人が障害にぶつかった時、初めてお互いの必要性に気付…

がんばれ!充電器

充電式乾電池の充電中はかすかに音がしています。 ジー・・、ジー・・・・・ たとえるなら、秋の虫の音のよう なんか一生懸命電気をたくわえてくれてるんだなあ、と けなげに思えます 充電器一式はけっこう高かったので、何回使ったら元が取れるのかなあ と…

雑誌「MODE et MODE」  モード エ モード

年4回発行のファッション雑誌です。 「コレクション」つまりパリ、ミラノ、ロンドンなどで行われる 世界的なファッションショーを記録する雑誌です。 ほとんど全てのページがグラビアです。 ショーのステージ上のモデルの写真が延々と続きます。 私は年に2…

「恐怖の谷」      コナン・ドイル[イギリス]

「シャーロック・ホームズ」シリーズの長編第4作(最終作)です。 この話にも途中で犯人の回想シーンが入ります。 アメリカの、ある無法地帯の話で ハードボイルドな西部劇みたいで、怖い、怖い 宿敵モリアーティ教授が登場しますが 黒幕として手下を操って…

「使命と魂のリミット」    東野圭吾

東野圭吾の小説です。 手に汗握って一気に読み上げました。 社会的な視点を持つ内容です。 医療ミス(倫理)、企業の製造物に対する社会的責任、 警察官の職務責任などいくつかが重なっています。 非常に現代的なテーマで興味深いです。 日本は昨今、訴訟型…

「四つの署名」       コナン・ドイル[イギリス]

シャーロック・ホームズシリーズの長編二作目です。 ワトソン君の恋物語です。 出会ったその日の晩に恋に落ちるとは、ロミオとジュリエットみたいですね 彼女と財宝に対するワトソンの態度に、英国人の誇り高さが感じられます。 ワトソンの結婚のため、ホー…

「カリブ海の秘密」        アガサ・クリスティ[イギリス]

アガサ・クリスティの「ミス・マープル」シリーズです。 犯人は推理上に挙がってなかった人物でした。 なぜ間違った方向に推理が向けられていたのか、 最後に鮮やかに解明されました。 続編「復讐の女神」と話がつながって、ほっとしました(^_^)

「そして誰もいなくなった」      アガサ・クリスティ[イギリス]

アガサ・クリスティの最高傑作とうたわれる作品です。 久しぶりに読みましたが、やっぱりすごいですね マザーグースの一編をモチーフにした一連の犯行は、 まさに芸術的犯罪と呼ぶにふさわしい。 島という孤立した舞台、詩の掲示、減っていく人形などが演出…

「シャーロック・ホームズ」短編集より②      コナン・ドイル[イギリス]

「ギリシャ語通訳」 ホームズ唯一の肉親、兄のマイクロフトが登場します。 ホームズを超えて浮世離れしていて、 またホームズに劣らない頭脳を持っている人物です。 両親はどこにも登場しないのですが、 こんな兄弟の両親ってどんな人なんでしょう?? マイ…

アルデンテ?

スパゲッティをゆでる時、ぼーっとしててタイマーをセットするのを忘れてしまった 仕方がないので時間を見計らってチェックをした。 一本ずつとりだしてかじるんです。 髪の毛一本分の芯が残る状態をアルデンテというらしい。 なんかこういうの、昔「ミスタ…

「シャーロック・ホームズ短編集」より①      コナン・ドイル[イギリス]

何冊か出ていますが、その中から印象に残った作品について。 「三人ガリデブ」 ガリデブって人名です。 日本語では響きがヘンだけど、イギリスでも珍しい名字のようです。 それがこの作品の謎の元です。 捕り物の時、犯人は抵抗して拳銃を撃ち、それがワトソ…

「緋色の研究」        コナン・ドイル[イギリス]

コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズ第一作です。 ワトソン君とのなれ初め(笑)がわかります。 犯人の回想シーンはロマン小説のようで迫力あります。 気骨あるお父さんと、愛する女性の復讐に生涯をささげた 情熱的な恋人がかっこいいです …

「復讐の女神」       アガサ・クリスティ[イギリス]

アガサ・クリスティのミス・マープルシリーズです。 「カリブ海の秘密」の続編にあたり、実際の執筆順序でいうとシリーズ最期だそうです。 死者の遺言による依頼、 しかも事件の内容は不明(犯罪ではあるらしい)。 何が依頼の目的なのか、どうやって探索す…

理科系の方、教えてくださ~いm(_ _)m

どなたか、理科系の方でこの記事をご覧になった方 よろしければシロウトの素朴な疑問にご回答くださいませ。 去年、大掃除をしていた時にふと思ったこと。 棚や家具のほこりをふいていました。 電気製品は水ぶきできないので、化学ぞうきんなどを使っていま…

通販

今日が資源ゴミの日だったので 昨日、古雑誌の整理をしてたら通販カタログにつかまってしまいました ワタクシ、某大手通販会社の会員なのです。 届いたカタログは、たいていは部屋の隅に積まれてそのままなんだけど 見始めると長いんですよね~ そして、いく…

「砂に書かれた三角形」      アガサ・クリスティ[イギリス]

アガサ・クリスティの短編集です。 ミス・マープル、ポアロ、パーカー・パインなどの 探偵が登場するアラカルトです。 お金持ちの家の執事が、主人の部屋に入る前にノックをすると ポアロが「優秀な執事なら決してしないはず。」 と驚くのですが、執事はノッ…

「ゴルフ場殺人事件」       アガサ・クリスティ[イギリス]

アガサ・クリスティの「エルキュール・ポアロ」シリーズ第二作。 助手役のヘイスティングズが奥さんのシンデレラと出会う話です。 ヘイスティングズ君はつくづく“愛すべきおバカさん“なのね~ シンデレラちゃんが人命救助のため、窓から飛び込むシーンはかっ…

「バスカヴィルの魔犬」           コナン・ドイル[イギリス]

シャーロック・ホームズシリーズの長編中で NO1と呼ばれる秀作です。 イギリスの、ダートムア(荒野)と呼ばれる地方の 旧家が舞台の、ややオカルトがかったお話。 推理の筋立ても、もちろんおもしろいですが、 文章もお薦めです。 推理小説というより文学…

「シャーロック・ホームズの帰還」       コナン・ドイル[イギリス]

推理小説つながりで、元祖名探偵、 コナン・ドイル作の「シャーロック・ホームズ」シリーズが読みたくなりました。 最初に読んだのは小学校か中学校の図書館なので、 なんとなく郷愁のような気持ちがよみがえります。 最初の一冊をどれにしようか考えて「・…

私の香水史③   私見

最後にいくつか香水について思うところを述べます。 【選び方】 香水を使ったことがない方がいきなり選ぶのは難しいことだと思います。 まずは初心者向けの定番と言われるものを買うのが無難かと。 ファースト香水に慣れて他のが欲しくなったら、手引き本を…

『Papa told me』  榛野なな恵

榛野なな恵さんのマンガです。 20年以上も続いているロングセラー。 小学生の知世(ちせ)ちゃんは、愛するお父さん(小説家)と二人暮らし。 叔母さん、ご近所の人々、お父さんの仕事関係者、知世ちゃんのお友達など さまざまな人たちの暮らしがつづられ…