仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「野心のすすめ」  林真理子    [講談社現代新書]

作家 林真理子氏が書いた現代人に贈るメッセージ。 タイトルの通り、「野心をもつ」ことを(特に若者に)勧めています。 エッセイにあるような韜晦なしに、本音で語っています。 ‘硬派’林真理子の姿が見られます。 私のように、自分の好みとは違う路線の作家…

「大人なら知っておくべきお作法の教科書」   枻(えい)出版社

マナーのマニュアル本はたくさんありますが この本はひと味ちがいます。 社会人になりたての若い人向きではなく、 ある程度経験を積んで より高度で実践的なマナーを知りたい人向き。 こういう本は意外と見つからないです。 飲食、旅館ホテル、冠婚葬祭、ビ…

好きな本を作る方々に誓います。

作者や出版関係者の利益・権利を守るために 古書店(特にブックオフ)は利用しない! といいたい所ですが まったく利用しないのは無理・・・。 そこで。 ・なるべくブックオフ以外の古書店で買う。 ・古書店で買った本を再び古書店に売ることはしない。 ・新…

ティアラをした店員さん

今日、本を買おうと本屋のレジ前に立ったら 店員さんがティアラをつけていてびっくりしました。 ティアラって、ウェディングドレスの時、頭につける王冠っぽい飾りです。 そのお嬢さんはいかにも書店員らしく すっぴんで地味な服装にエプロン。 そこにティア…

‘再興院展100年記念 速水御舟―日本美術院の精鋭たち―’ 山種美術館

東京 恵比寿にある山種美術館で開催中の展覧会です。 山種美術館は、上野の国立博物館を別格にすると 今一番好きな美術館です。 どこが好きかというと、趣味が合う、んです。 コレクション、運営理念、経営方針などなど。 日本画専門の美術館で、コレクショ…

松岡美術館   (港区白金台)

個人設立の私立美術館です。 明治~の実業家の個人コレクションを美術館にした、というよくある成り立ちです。 美術館も経営方針によってピンキリなのですが ここはまあまあ、といった印象です。 コレクションは、ポリシーが感じられない雑多な蒐集で 説明…

DVDに学ぶ

茶道をもう一回習いたいという気持ちに最近なっていました。 近くの教室に見学に行きましたが、ピンとこなくて。 また自分が忙しい時、通いきれるかという問題もあり。 思いついたのがDVD。 ネットで探したらNHKの「趣味悠々」という番組の 「茶の湯 裏千家 …

「北斗の拳」の人物関係図

少年漫画の名作「北斗の拳」をパラパラと読む機会がありました。 連載当時「少年ジャンプ」を読んでたので ストーリーは大体知っています。 でも「名セリフ」をギャグ的に覚えているような印象しか 持っていなかったのですが 久しぶりに読んだらけっこう感動…

皇大神宮 例祭  (藤沢市)

毎年8月17日に行われるお祭りです。 人形が乗った山車が行進するのがにぎやかで楽しいです。 それぞれの山車が演奏付きです。 山車の中に乗っている人が太鼓を叩き 周囲の人が笛を吹いたり 踊ったり。 近隣の町ごとに担当の山車が決まっているそうです。 …

「県庁おもてなし課」   有川浩   [角川書店]

高知県庁に実在する「おもてなし課」をモデルにしたフィクション 観光立県をめざして設立したおもてなし課の課員が、目標を目指して活動する物語。 「お役所体質」がリアルに語られます。 どこまでが実話なのだろうかと思ってしまうリアルさです。 いろいろ…

水中のラン

職場で、剪定したからとランの花をいただきました。 花の部分だけなので、水盆に浮かせました。 涼しげです やっぱりお花をいただくのはうれしいですね。

「茶の湯のことば」   監修:筒井紘一   文:鈴木皓詞

茶道の本としては異色な構成 用語を一つずつ取り上げて、 写真と解説文を載せています。 茶道を体系的に説明するというより フィーリングでつかんでもらおうというねらいでしょうか。 日本の伝統文化たる茶道の解説本としては異色だなあと感じました。 筆者…

「幸田文 きもの帖」 幸田文    [平凡社]

幸田文氏の随筆集 「きもの」をテーマにした文章をまとめてあります。 シリーズとして「しつけ帖」「台所帖」があります。 私の趣味の中でも 「着物」「茶道」「能楽」は 手間暇かかる割に、なくても生活に支障はありません。 しかもちゃんと身につけようと…

日影茶屋 (葉山)

老舗の日本料理店です。 地元では有名。 サザンオールスターズの「鎌倉物語」で 「日影茶屋で~はお互い~に声をひそめてた」 と歌われているので 名前だけは聞いたことある方もいるかも。 行ってみたいと思いつつ なかなか機会がなかったです。 老舗の名に…

八月の歌  ‘古今和歌集より’

夏なれば宿にふすぶる蚊遣火の いつまでわが身したもえをせん あけたてば蝉のをりはへなきくらし 夜は螢のもえこそわたれ 逢坂の関にながるる石清水 いはで心におもひこそすれ よひのまもはかなく見ゆる夏虫にまどひまされる恋もするかな 紀とものり 夕され…

「着物あとさき」   青木玉  [新潮社]

筆者は、作家幸田文氏の娘で、明治の作家幸田露伴の孫 母 幸田文氏の亡き後 残された着物たちとどのようにつきあっていったかが 記されています。 大きな存在であったご母堂、 その分身のように感じられる着物たちを 身につけようと思えるようになったのは …

ミスター・チルドレンの歌詞における男性心理

ミスチルは好きな歌手の一つです。 私は歌詞で歌を選ぶタイプで ミスチルの歌詞も独特の表現があって好きです。 古い曲に「LOVE」というのがあります。 男子(彼女あり)の、友達の女子(彼氏あり)が気にかかる心境を 歌ったものです。 お互いの関係を崩す…

‘平家物語の世界 語りの伝承 -巻十六-    [横浜能楽堂]

プログラムは 狂言「柑子」 平曲「木曾最期」 能「兼平」 平曲は、平家物語の元祖の、琵琶法師が弾き語りする形式です。 木曽義仲の最期の場面です。 「兼平」は木曽義仲の乳兄弟の今井四郎兼平のこと。 義仲の死を知ると兼平は壮絶な自害をとげます。 当時…

8月のカレンダー

8月のお花は朝顔 こちらは桔梗(キキョウ) 夏は涼しげな青系のお花が似合いますね。

‘和様の書’展    東京国立博物館(上野)

和様=日本風の古典 書作品の展覧会です。 国宝級の書がたくさん並んで、うきうきです。 最初に好きになったのは中国の書ですが だんだん日本の仮名文字にも心惹かれてきました。 全然、読めませんけど 読もうとしない、が和様の書を好きになるコツかも(笑…