仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『路地恋話(ろぉじコイバナ)』  麻生みこと   [講談社]

講談社の青年誌「good アフタヌーン」に連載中の 連作短編 まえがき 舞台は京都のある「路地」。古い長屋の並んだ一角 さまざまな職人さんが住まい働くその路地に咲く恋の話が一話ずつ語られます。 業種は多様で、手作り本装丁、手作りアクセサリー、キャン…

五月の飾り

鯉のぼり日和の晴天です 風薫る五月がやってきますね。

衣替え~

やっとすっかり春らしい気候になったので、 衣替え(衣服・部屋)を進行中 カーペットやカーテンを外すと部屋がすっきりしました。 早く床のワックスかけなきゃ。 洗濯物が山盛りですが 日射しが強くなったので、干し物もダブル・トリプル・ヘッダーいけます…

「麒麟の翼」  東野圭吾   [講談社]

加賀恭一郎刑事シリーズ麒麟9作目 「新参者」の次で、ストーリー的には「赤い指」につながっています。 本の帯の作者の言葉には 「加賀シリーズ最高傑作と謳っていることだろうと思います。 その看板に偽りなしと作者からも一言添えておきます。」 とあるの…

ゴミ収集・リニューアル☆

この4月から、自治体のゴミ収集のやり方が変わりました。 複雑になったので、初めてゴミカレンダーを冷蔵庫にはるようになりました。 毎日見て、明日のゴミを確認しています。 とはいえ、トータルとしては便利になりました 今まで2週間に一回だった「資源…

「アルバイト探偵(アイ)」シリーズ   大沢在昌   [講談社]

六本木の私立探偵 冴木涼介(さいきりょうすけ)と、その一人息子の高校生 隆(りゅう)が 主人公のアクションミステリー・シリーズ 6冊くらいでていますが、短編が多いです。 ナンパな雰囲気の明るい作品です。 主人公は父子とも女好き、かつモテる。 彼ら…

「和菓子のアン」   坂木司   [光文社]

和菓子屋に勤める女の子を主人公にしたライトミステリー 同僚やお客さんにまつわるちょっとした謎が解かれます。 5編収録の連作短編集 主人公 梅本杏子(きょうこ、あだ名=アン)は高校卒業したての女の子。 将来への展望がないまま、進路未定で卒業してし…

「田園交響曲」  ジッド  [フランス]

明治のころの、わりと短い小説 主人公の牧師は身よりのない少女を引き取る。彼女は盲目で、ヘレン・ケラーのように教育を受けていない状 態だった。美しく知性的に成長した彼女のため、牧師やその妻・息子は大きく影響を受ける・・・。 キリスト教の信仰をテ…

「はつ恋」 ツルゲーネフ  [ロシア]

ツルゲーネフは19世紀ロシアの代表的小説家の一人。 「はつ恋」は彼の代表作。 主人公ウラジーミルは16歳の貴族の少年。隣家に引っ越してきた年上の美しい女性ジナイーダに 恋をする。しかし、ジナイーダは複数の崇拝者男性をはべらせて楽しむような奔放…

春爛漫

あちこち、花盛りで通勤が楽しくなりました。 春だな~あ。 か

「飛ぶ教室」    ケストナー   [ドイツ]

児童文学の古典的名作 特に男の子にお勧めしたいですね。 クリスマス直前のドイツのギムナジウム(寄宿学校)を舞台に、仲良し5人組を中心にして 学校生活や少年たちの成長を描く物語。 ギムナジウムというのはヨーロッパの学校制度で、 全寮制の男子校です…

「異邦人」  カミュ  [アルジェリア・フランス]

カミュの処女作で代表作 主人公ムルソーは、母の死に対してまったく感情的な動揺を見せず、翌日女性とデートしたりした。 そして特別な動機なく人を殺害し、死刑になる。 不条理文学の代表と言われる有名作品。 「不条理」とはなんなのか、文学論的には定義…

4月のカレンダー

部屋の飾り物。 今年の桜はいつ咲くのかな~。

「パディントン発4時50分」   アガサ・クリスティ

「ミス・マープル」シリーズの長編ミステリー とくに女性が楽しめる作品だと思います。 理由は、何人かの女性が活躍するからです。 事件の発端はマープルの友人の老婦人が殺人を目撃したことです。 その現場は走っている列車の中。 彼女は併走している隣の列…

四月のことば

えいせきはんしん 【大意】 南禅寺を創建された南院国師は自ら土を運び、 石をひき、慈悲心を実践。搬心とはその慈悲を 多くの人々に伝えていくことだ。陰徳にまさるものは ない。 『南院録』