仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

‘茶碗の中の宇宙  -樂家一子相伝の芸術ー’展  (東京国立近代美術館)

5月21日まで開催の、 茶碗の樂家の初代から当代までの展覧会 桃山時代~現代の流れがたどれる面白い企画です。 私の好みとしては 初代 長次郎が好き。 (後は、いいかな) 千利休の目指した侘び茶とはこういうものかと ビジュアルでわかるようで 感服しま…

‘茶の湯’ 展     東京国立博物館(上野)

6月4日まで開催の茶道具の大展覧会です。 感想を一言でいうと 「やっぱり国立はすごい!」 本当にすごいんです。 民間とか桁がちがう。 国宝がごろごろあります。 茶道具の展覧会で たいてい目玉になるのは 三つしかない国宝の天目茶椀。 これだ!って感じ…

日本は失速、「地位危うい」と英誌警告 減少する科学研究論文

日本が世界の中で大国の地位を維持しているのは 国土でも資源でもなく 人材によるもの。 だから教育にお金をかけなければならないのに 哲学(=実学ではない)を無用扱いする首相、 学芸員を観光ガイド呼ばわりする大臣が 与党である政治では 未来はないです…

『舞妓さんちのまかないさん』   小山愛子  [小学館]

「週刊少年サンデー」に連載中のお料理漫画 少年誌に連載というのが実に不思議。 京都花街の屋形(舞妓さんの職場・住居)の まかない(料理担当従業員)の16歳の女の子が主役 お座敷で舞う舞妓さん でもこの華やかな場が舞台ではなく 裏方のお台所が舞台…

‘日本画の教科書  東京編’展   山種美術館(東京・恵比寿)

この館に行くといつも思うことは 「趣味が合う!」 私好みの作品ばかりで、外れがないです。 昨年が開館50周年ということで、 特別展をいくつも開催していました。 これでラストです。 すごい作品ばかりの一年で、ゴージャスでした。 お気に入りの定番作品…

根津美術館の庭園

こちらの庭園はいつ行っても素敵ですが 桜の季節は格別です。 池に浮かぶ屋形船 シダレザクラ

‘燕子花図と夏秋渓流図’展     根津美術館(東京・青山)

5月15日まで開催中 例年、この時期は「燕子花図」の展覧会を行っているようです。 花の時期だからなのでしょう。 お勧めしたいのはこちら。 庭園の茶室でお茶がいただけます。 この展覧会中の企画だそうです。 こういう機会は少ないので、興味のある方は…

ベルグフェルド 長谷店  (ベーカリー・カフェ)

漫画「海街ダイアリー」シリーズで すずちゃんがお姉ちゃん’sに大量の買い物を頼まれた時の 重ーいパンを買ったお店です。 江ノ電長谷駅を出て、鎌倉文学館に向かう道に入ってすぐの所にあります。 ドイツ料理のお店だそうで 一般的なパティスリー(フラン…

春の大仏   (高徳寺・長谷)

桜を背負った長谷の大仏様です。 露座の大仏なので、季節ごとに 背景が変わって趣が異なるのが楽しいです。 境内の桜も見頃です。 少し花が葉に変わりつつあって ピンクの中に若草色が混じっているのがまたいいです。

ブックオフ 業績不振

「古本屋(特にブックオフ)に本は売らない」 ことを最近決めました。 書籍販売によって本来利益を得るべき立場の方々(著作者、出版社、書店など) の権利を侵害しないためです。 ブックオフのぼったくり商売に荷担するのは止めようと思いました。 (買うの…

同性カップルの養子縁組

大阪市が同性カップルとの養子縁組を認めた というニュースを聞きました。 良いことだと思います。 他人の精子・卵子をもらってまで 自分で出産することにこだわる異性夫婦より 私は共感できます。 同性カップルに育てられる子供の権利は?いじめられたらど…

『3月のライオン』   羽海野チカ   [白泉社]

実写映画、公開中です。 テレビアニメも放送中。 「ハチミツとクローバー」でメジャーになった作者の 将棋漫画。 いや、家族物というべき? 「ハチミツとクローバー」の次にこの作品が始まったときには 物議をかもしたものです。 「なぜ将棋物なのか?」 前…

『おちくぼ』  竹内直実    [白泉社]

「別冊花とゆめ」に連載中。 平安の古典「落窪物語」が原作です。 良い家柄のお姫様だけど、実母を亡くし継母にいじめられ 貧しい暮らしをするヒロインが 貴公子に見初められ 助け出されて幸せになると言う シンデレラストーリー。 作者竹内氏は、一昔前 少…

『深夜のダメ恋図鑑』    尾崎衣良  [小学館]

漫画としておもしろいというのと違う意味でお勧めです。 しかし、どういう方にお勧めできるだろうか??? 女性雑誌の読者投稿欄や実録物がお好きな方かな。 主人公の女子たちがダメ男を斬りまくるのが痛快です。 そういう方面でカタルシスを得たい方にお勧…

4月のカレンダー

4月というより5,6月の雰囲気? 何の花なのかな。

四月の句   ‘与謝蕪村の俳句より’

たんぼぼ花咲り 三々五々 五々は黄に 花の春 誰ぞやさくらの 春と呼ぶ 我が宿の うぐひす聞む 野に出て 鶯の啼くや 小さき 口明いて 春風や 堤長うして 家遠し 春草路 三叉に 小径あり 我を迎ふ 春の夜や 宵あけぼのの 其の中に よき人を 宿す小家や おぼろ…