3.11
東日本大震災から一年がたちました。
私は地震発生時いた場所で一年後を迎え、黙祷を捧げました。
一年たってもその被害は終息に向かっているとは言えず
「復興」なんて言葉を気安く使う気にはなれません。
近い大震災として、阪神淡路大震災のことが思い出されます。
あの震災でも甚大な被害が生じました。
しかし、一年経過した時点で未来へ展望がもてるか
という点で比較すると、今回の方が断然重いように感じます。
思えば、阪神大震災の被災者に対して、自責の念を感じる必要は
ありませんでした。
地震は天災であり、一個人として責任を負えるはずはないからです。
原子力発電所の存在、
これゆえに日本だけでなく世界の歴史にとっても
この震災は削除できない項目となりました。
福島原発の電力で生活していた人間として
この思いを決して風化させてはならないと
改めて自分に問い直す日になりました。
藤沢の遊行寺スタートの市民活動です。
主催者は「イマジン湘南」
脱原発の意志をもつ個人のネットワーク、だそうです。
いわゆるデモとは違って
「政党名」等のプラカードやシュプレッヒコールはしないとのこと。
他の自治体内でも同様の催しがいくつも行われているようです。
様々な形態で、市民が意志を表明する機会が増えるのはすばらしいです。
「問題である」という気持ちを忘れず持ち続けること、
その意志をちょっとしたことでも形に表していくことが
大事なのだと思います。