仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

戦争はしてはいけない理由

本日は70回目の終戦記念日です。

戦争は何故してはいけないのか、あらためて考えてみました。




まずは道義的に許されないことです。
世界各国、法律やモラルの内容は差異がありますが
殺人がもっとも重い罪であることは共通しているだろうと思います。

ところが戦争はその殺人を正当化します。
人を大量に殺すほどに賞賛されます。

戦争の何がイヤかといえば
殺されるのはもちろんイヤですが
殺すこともイヤです。

戦争がなくても殺人の被害者になる可能性はあるわけですが
殺人の加害者になることを社会的に強制させられるのは戦争だけです。

殺人の被害者になることと加害者になることを
選択せよといわれたら、判断ができません。






次に、戦争してはいけないというより出来ない理由は
地球がもたないから。
第三次世界大戦勃発=人類滅亡と考えます。

現在、地球上の核兵器は地球を何回でも
破壊できるだけの威力をもっていると聞きます。

どこか一つの核爆弾が爆発したら
他も誘爆して地球全体が破壊されることに
なるのではないでしょうか。


すでに地球環境は明らかに悪化の一途をたどっています。
世界中に表れている温暖化の影響(氷河の融解、竜巻や台風の増加、気温の上昇)を
見るだけでも明らかです。

地球環境は何十億という年月をかけて、変化をしてきているのに
ここ数十年だけで体感できるほどの気象の変化が起きているのは
異常です。

その他、人口増加による食糧不足など
地球の将来を危ぶむ理由などいくらでもあるのに
戦争などしているゆとりはもはや人類にはないはず。





また、日本が外国と戦争すべきではない理由は、勝てるはずがないから。
第二次世界大戦を振り返れば、勝ち目のない戦争へと突き進んだ日本が
いかにおろかだったかはわかります。

面積も資源も少ない小国がアメリカのような大国と戦って
勝てるはずはない。
その条件は今でも変わらない、いや悪化しているでしょう。
食糧自給率の低下、少子化による人口減少など。

外国は兵器を使わなくても、食料の輸出をストップさせれば
日本人を餓死においこめるのではないでしょうか。






現在、争点となっている安全保障法制は
他国間の武力衝突が起こった場合が前提となっています。
「他国から日本が攻撃された時に、軍事力をもたなければ対抗できない」
「他国(アメリカ)が平和維持のために(笑)戦っているなら協力しなくてはいけない」

その前提自体が時代遅れです。
人間同士の内輪もめは止めて、
世界全体が協力して地球環境を維持していかなければ
人類滅亡です。



また日本が他国から攻撃を受ける一番の懸念材料は
米軍基地の存在です。
日本国憲法アメリカのおしつけ憲法だから改正せよと
いう人が米軍基地をなくせとは言わないことに
論理的矛盾を感じます。