仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

本/フィクション:平成:女性

「ぼんくら」 宮部みゆき

時代ミステリー小説です。 謎解きのストーリーはもちろん 個性的な登場人物たちが魅力的な作品です。 主人公:井筒平四郎 同心、本所深川方の町方役人。(交番のおまわりさんのような仕事) 性格は、「ぼんくら」。ものぐさでだらしないが、優しく暖かい人柄…

宮部みゆきについて②

すみません、今回は自慢話です。 【その1】 干支が同じ。 って、自慢にはならないか。。。 【その2】 直筆サイン入りの本を持っている。 私の字じゃありませんよ(笑) 本当に宮部先生のです。 学生のころ、当時通っていた学校の学校祭で講演会がおこなわ…

「孤宿の人」 宮部みゆき

讃岐国・丸海藩(現 香川県)を舞台とする時代小説です。 人間の本性は‘善‘なのか‘悪‘なのか、 その葛藤の物語であるように私には感じられました。 何度読んでも泣けます。 江戸生まれの孤児の女の子ほうは、この土地に置き去りにされた。 藩医の井上家に引…

「名もなき毒」  宮部みゆき

「誰か」の続編にあたる現代小説です。 この2作は、宮部さんの新境地だと思っています。 主人公:杉村は、大企業の社内広報部に勤める善良な会社員。 しかし平凡なサラリーマンとは呼べない。 それは彼の妻がその大企業の会長の娘で、いわゆる逆タマである…

宮部みゆきについて①

好きな作家を一人あげるとしたら、宮部みゆきさんです。 ・・・という人はそこら中にいると思いますが。 宮部さんについて語りたいことはいくらでもあるので、 少しずつ記事にしていこうかと思います。 何かの本にあった、出版業界のある人物の言葉: 「今、…

金原ひとみ

若い女性二人が同時に芥川賞を取って、話題になった方です。 私は芸術方面には古典的な趣味を持っているので、 こういう作家にはあまり興味がありませんでしたが。 この方はうちが取ってる新聞にコラムを持っています。 日替わりでいろいろな職業の方が担当…

「おそろし  三島屋変調百物語事始」   宮部みゆき

宮部みゆきさんの時代小説です。 オカルトっぽい内容です。 この方の作品を読んで、いつも感じるのは 「暖かい人柄だ」ということ。 人間の善悪様々な面を見据えつつも その存在を肯定する姿勢はゆるがない。 すごい方です。 着ているものの柄・意匠について…

林 真理子

私は基本的に女性作家が苦手です。 というと同性蔑視みたいで感じ悪いですが 何がだめなのか考えてみたら、 女性特有のべたべたした所を受け付けないようです。 実生活でも女の集団が苦手で、「いっしょにおトイレ」なんて つきあいはしないタチなので、性格…