仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

レニングラード国立バレエ 「白鳥の湖」

 クラシックバレエを見てきました。
以前一度だけ行きましたが、音楽は録音の簡易版だったので、
オーケストラ生演奏のちゃんとした舞台は初めてです。
演目は二回とも「白鳥の湖」です。
 
興味はあるのに行かなかった理由は
チケット代が高いからです。
でも、行ったら納得しました。
ダンサーだけでも数十人出演で、それ以外にも
オーケストラに、舞台装置、衣装など、ダンサー以上の人数が必要そうです。
 
 
幕が開いた瞬間、
舞台装置の美しさにびっくりしました。
湖畔、お城の舞踏会など何回か場面転換しますが
どれも美しいです。
舞踏会シーンでは、背景と何十人もの衣装で
色とりどりの舞台になりますが、全体的に統一感があって素敵でした。
やっぱり西洋の色彩感覚は日本人とは違いますね。
 
同じ衣装の何十人もの人たちが同じ振り付けで踊る場面は
万華鏡のようでうっとりしました。
 
 
プリマの白鳥オデットは、本当に鳥のよう。
手や足の動きは人間のものとは思えません。
バックの白鳥の群舞もすごかったです。
ドミノ倒しのようにそろった動きで、幻想的でした。
 
クライマックスは、正面でオデットと王子の踊り
そこにロットバルトがちょこちょこ介入し
その背後では白鳥の群舞が噴水のように、動きを止めないラインを作っていました。
圧巻でした。
 
 
でも、好みとしては
悪役ロットバルトや悪女オディールの方が好きなんですよね~。
衣装が、赤や金の装飾入りの黒でかっこいいし、
動きが大きくメリハリあるので、素人にはわかりやすいです。
 
特にロットバルトは芝居がかった男らしさムンムンの演技で
タイプでした~。
優柔不断でマザコンっぽく見える王子様よりいいなあ(笑)
 
カーテンコールでも、ロットバルト役の人は
そのままのキャラクターでした。
あれは役柄によるものなのか、ダンサーご自身のキャラなのか、どちらでしょうか
 
 
 
 

 
レニングラード国立バレエ白鳥の湖」    於:鎌倉芸術館
 
 
 
音楽:P.チャイコフスキー 振付:M.プティパ、L.イワノフ
改訂演出:レニングラード音楽院バレエ演出振付研究所
出演:レニングラード国立バレエトッププリマ

※予定出演者
・オデット(白鳥)/オディール(黒鳥):オリガ・ステパノワ
ジークフリート(王子):アルチョム・プハチョフ
・ロットバルト(悪魔):ミハイル・ヴェンシコフ
・王妃:ズヴェズダナ・マルチナ
・家庭教師:アレクセイ・マラーホフ