仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

趣味(芸術鑑賞)

`肉筆浮世絵名品展ー歌麿・北斎・応為‘     太田記念美術館(表参道) 

2月9日まで開催中 一般的なイメージの浮世絵は版画ですが 肉筆(普通に描いた絵)もあるのです。 いろいろな絵師の作品があります。 あまり浮世絵展を見たという気がしません。 日本画展という感じ。 印象に残ったのは 葛飾応為の「吉原格子先の図」 展覧会…

‘大浮世絵展‘   江戸東京博物館(両国)

1月19日(日)まで開催 副題は「歌麿、写楽、北斎、広重、国芳 夢の競演」 喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳という 浮世絵の代表的絵師の作品展です。 それぞれの作品を同数にするために 各絵師の代表的なジャンルの代表作を中心に展示…

‘古筆招来  高野切・寸松庵色紙・石山切‘    遠山記念館(埼玉・川島町)

10月20日まで開催中 日本のかなの書の高名な作品の企画展です。 かなの書にくわしくはないのですが 名前を聞いただけですごい作品が集まるようなので 行ってまいりました。 「切」というのは、もともと一冊の巻物だった書を 切って一枚ずつに分けたもの…

‘原三渓の美術‘展  横浜美術館(みなとみらい)

9月1日まで開催中 原三渓氏のコレクション展です。 原三渓とは横浜の庭園「三渓園」を作った人で 実業家で文化人、茶人でした。 明治の数寄者と呼ばれる実業家茶人は何人かいて あまり良い印象は持っていませんでした。 しかし原三渓は、もともと祖父が日…

‘山種美術館 日本画アワード‘展   山種美術館(恵比寿)

23日まで開催中 山種美術館主催の公募展の受賞作品展です。 45歳以下の画家対象とのこと。 「若いな~」という印象です。 「これって日本画なの?」という作品もありましたが 定期的に公募展を行い、若手を育成するという企画は 有意義ですから、今後も…

‘漢字展- 4000年の旅‘  東洋文庫ミュージアム(駒込)

東洋文庫は、広くアジア全域の歴史と文化に関する東洋学の専門図書館ならびに研究所です。 約90年に及ぶ歴史を有するアジア最大の東洋学センターであり、国際的にも世界5指の1つに数えられています。 東洋文庫は東洋学の研究図書館です。三菱第三代当主岩崎…

‘日本の素朴絵‘展   三井記念美術館(日本橋)

9月1日まで開催中 副題は「ゆるい、かわいい、たのしい美術」です。 ゆるキャラのような、ヘタうまな作品を集めた展覧会です。 サブカルっぽい、メジャーな展覧会ではみることのないような作品ばかりです。 だから国宝とかは見かけなかったなあ。 眺めなが…

‘速水御舟‘展  山種美術館  (恵比寿)

8月4日まで開催していました。 生誕125年記念とのこと。 初めて同じ展覧会に二回行きました。 前期後期で作品の入れ替えがあって 両方見ると館所蔵の速水作品が全部見れるとのことだったので。 速水御舟はこの館の看板画家なので 見たことのある作品の…

‘尾形光琳の燕子花図‘展    根津美術館(青山)

5月12日まで開催中 (ラスト数日は19時まで開館) 毎年恒例の企画です。 入り口の外に入場待ちの行列ができていたのは初めてで びっくりしました。 10連休だし恒例の企画展だし人気なんですね。 お庭のカキツバタの花を見に来る人も多いのかも。 入り…

‘花 Flower 華 -四季を彩る-‘展  山種美術館(恵比寿)

6月2日まで開催中 「花」をモチーフにした絵画の展覧会です。 「花」を描いた絵なんて鉄板でしょ と思って行ったら予想通りでした。 華やかな空気に包まれました。 でも、絵になる題材だけに トゥーマッチにもなりがちなんだなと思いました。 くどく感じら…

‘円覚寺の至宝‘展   三井記念美術館(日本橋)

6月23日まで開催中 鎌倉 円覚寺の寺宝展です。 円覚寺は実家から徒歩で行ける距離にあり 子供のころから馴染みの場所です。 だから一応行っておこうということで 訪れた展覧会でしたが 予想以上に有意義でした。 「三つ子の魂、百まで」を実感しました。 …

‘六古窯 -和のやきもの-‘    井光美術館(有楽町)

6月9日まで開催中 日本でももっとも古い歴史を持つ 陶器の生産地 瀬戸・常滑・越前・信楽・丹波・備前 の展覧会です。 古い時代の考古学的な価値のありそうな作品から 江戸時代の茶陶まで 生産地の歴史をたどるような展示でした。 関連する中国のやきもの…

‘歴史に名を遺した日本人の書‘展   書道博物館(鶯谷)

6月16日まで開催中です。 歴史上著名な人物の書展です。 古くは聖武天皇から、近くは明治の文豪・元勲まで 過去に思いをはせながら眺めました。 印象に残ったのは、松平定信の書です。 江戸幕府の老中で、寛政の改革で有名です。 経済引き締め政策をしき…

‘トルコ至宝展‘    新国立美術館(乃木坂)

5月20日まで開催中 イスタンブルのトプカピ宮殿博物館の収蔵品の展示。 オスマントルコ帝国時代の美術工芸品です。 会場はトプカピ宮殿をおもわせるような設営になっています。 壁紙がトルコのタイル風だったり、飾り窓の奥に展示品があったり。 会場を歩…

‘奥村土牛‘展    山種美術館(恵比寿)

今月末まで開催 移転開館10周年企画 第一弾です。 奥村土牛は、この館の定番画家の一人なので 見たことある作品も多かったですが 初めてのものもあって新鮮だったし、 すべてが氏の作品で、世界観がよく伝わってきました。 一言でいうと「THE 癒し系」 …

畠山記念館 長期休館②    (高輪台)

この素敵な空間に、また訪れることができますように

畠山記念館 長期休館    (高輪台)

今日までの展覧会に行ったところ、 明日から長期休館に入るとのことで ガーン 理由は「大規模改修のため」 受付の説明では4年間の予定だそうです。 しかし「春季展覧会の前売り券を払い戻します」とか書いてあって 急な決定だったようです。 このまま、閉館…

落語鑑賞会    (藤沢市民会館)

柳家小三治師匠は病気療養されていて しばらくお目にかかれませんでした。 無事復帰されてうれしいなと思いつつ 不安も覚えながら出番を待ちました。 前座・二つ目・真打とだんだんランクが上になっていくのが 落語を聞くうえでの楽しみのひとつです。 前座…

‘顔真卿ー王羲之を超えた名筆ー‘展   東京国立博物館(上野)

今月24日まで開催の特別展です。 中国の書に興味のある方は必見です。 もう開催終了までまもないのですが。 顔真卿は中国 唐時代の書家で 中国の歴代著名書家の中でも1、2を争うような人物です。 私の一番好きな書家です。 「書は人なり」という言葉がぴ…

‘皇室ゆかりの美術‘展  山種美術館(恵比寿)

1月20日まで開催中 日本画専門のこの館には、通常展示されていない工芸品など いつもと違った雰囲気が楽しめます。 「皇室ゆかりの作品」というのは、いくつかのとらえがありますが 一つは、皇室の建物の装飾になっている絵画にちなんだ絵です。 原画その…

‘国宝 雪松図と動物アート‘展  三井記念美術館(日本橋)

1月31日まで開催中 年末年始恒例の、雪松図展示に合わせての 動物関連作品展。 なぜこの時期の動物?と思ったけど 干支にちなんだ作品が多くておめでたいからかな。 絵柄や意匠が動物、というのがテーマなので 作品の時代や種別はさまざまです。 今回発見…

‘博物館に初もうで‘企画②  東京国立博物館(上野)

寛永の三筆 近衛信ただ 本館 二階の貴賓室 普段は扉が閉まってます。 2日・3日は、獅子舞や和太鼓などの演奏があるので ますます初詣気分になれます。 おめでたい品々をとりどり眺めていると 「日本人はこれでしょう!」と うきうきします。 やっぱりお正…

‘博物館に初もうで‘企画①    東京国立博物館(上野)

1月27日まで開催の 新春恒例企画です。 本館の展示がお正月にまつわる作品でまとめられます。 縁起の良い絵柄や吉祥文様ぞろいで 本当に初詣気分になれます。 正門に生け花展示 本館正面階段 踊り場の生け花 着物も吉祥文様 いろは歌が大屏風に

‘ムンク‘展      東京都美術館 (上野)

1月20日まで開催中 ムンクの「叫び」といえば、 美術にまったく興味ない人でも知っているであろう 普通名詞並みに有名な絵です。 特別興味はなかったですが これだけ有名な絵は見ておかなきゃ と思って行きましたが 正解でした。 有名=普遍=誰が見ても…

‘マルセル・デュシャンと日本美術‘展   東京国立博物館(上野)

12月9日まで開催していました マルセル・デュシャン氏とは、西洋の前衛芸術の第一人者だそうです。 「きっと全然理解できないだろうなあ」と思って行きましたが その通りでした 「便器が芸術」だなんて理解できなくていい・・・。 それでも行ったのは た…

‘斉白石‘展   東京国立博物館 (上野)

東洋館で12月25日まで開催 通常展示の料金で見られます。 副題は「中国近代絵画の巨匠」 現代中国で一番人気の画家だそうです。 ついでにと、立ち寄ったのですが すごく良かったです。 なるほど、中国第一と言われるだけの作品だと感銘を受けました。 伝…

‘東山魁夷展‘  国立新美術館  (六本木)

12/3まで開催の 国民的画家 東山魁夷氏の生誕110周年の記念展です。 代表作がそろっていてすごいですが 一番は唐招提寺 御影堂のふすま絵が完全再現されていることです。 絵は別の館で見ることはできるけど 唐招提寺のふすま絵を全部見る機会がなかな…

‘東西数寄者の審美眼‘展  五島美術館(世田谷)

12月9日まで開催の茶道具展 東西の私鉄(東急・阪急)の創始者 五島慶太と小林一三のコレクション展です。 大阪の逸翁美術館の作品がたくさん見られるのが良いです。 小野道風の継色紙とかお宝がいろいろありました。 日本の書がお好きな方にお勧めです。…

‘新・桃山の茶陶‘展   根津美術館 (青山)

12月16日まで開催の特別展 桃山時代の茶道の焼き物の展覧会です。 なぜ「新」がつくかというと 30年前に「桃山の茶陶」展を行っており その新バージョンという位置づけだからだそうです。 名前だけ新しくしたわけではなく 内容が新しくなっています。 …

‘仏像の姿 -微笑む・飾る・踊るー‘    三井記念美術館(日本橋)

11月25日(日)まで開催中の特別展です。 「特別展」と銘打っていますが、本当に特別でした。 おそらく従来の仏像展にはなかった新機軸の企画だと思います。 仏像に興味のある方にはぜひお勧めです 副題の「仏師がアーティストになる瞬間」という通り 制…