阿久根市長選結果、 ブログ市長竹原氏 落選
接戦の様相だったので、結果が出てホッとしました。
実際、得票数の差は864票だったそうです。
第三者の私からすると
首長でありながら自ら民主主義のルールを踏み倒すような人物に
票を入れる人がそんなにいることが信じられませんが、
その土地の事情はそこの人でなければわからないので。
鹿児島県に行ったこともないので
全然実情はわからないのですが
そんなに阿久根市の市政や市職員の勤務態度は劣悪だったのでしょうか。
ただ民主主義が機能しないからと
ただ一人の力の強い人物に権力を集中させることは
ドイツにヒトラーを生んだ道と同じで
恐ろしいことです。
それから、竹原氏の‘業績’の中で印象に残っている市職員の給与減額について。
近年、「市民の怒り」の矛先として公務員がやり玉に上がることは珍しくありませんが
経済不況や政治の混乱の原因は末端の公務員にあるわけではありません。
真の元凶である政治経済の大元にいる人間が、責任転嫁のためにそのような風潮を
作っているのではないでしょうか。
目くらましであるのと同じです。真に財源にすべき部門は他にあるのですが。
市や県の役所の予算削減を推進すると、今まで役所で行っていたサービスが廃止されたり
民間に払い下げたりすることになる訳ですが、これも怖いです。
たとえば、コンビニで住民票が発行できるサービスは、いつか個人情報漏洩事件が起きるのではと
不安です。コンビニのバイトなんて何の資格も入らないからどんな人がいるかわかりません。
公務員の身分が保障されている理由の一つは、市民のプライバシーを知りうる立場の人間に
機密を守らせるためだと思っています。
生涯勤めて年金まで保証されている職場のためなら、忠誠心をもって機密を守る気になりますから。