仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

震災雑感

動物愛護週間のポスターを見かけました。
犬猫の絵に「震災で痛んだ心、私たちが支えます」というコピーがついている
ポスターでした。
これって、「愛護の精神」と言えるんでしょうか?
 
「人間にとってメリットがあるから、動物を保護しよう」というのでは
愛護ではないでしょう。
 
また、震災のためまたは、震災後放置されたために命を落とした動物はたくさんいるし、
命があっても精神的にはダメージを受けているのではないでしょうか。
まず、その動物たちのケアを考えるのが愛護運動でしょう。
 
あのポスターからは、動物の人格を無視した人間の傲慢さ・偽善ぶりが
にじみ出ているように感じました。
 
 
「動物愛護」的活動を耳にすると
うさんくささを感じてしまい、素直に評価する気になれないのは
この辺りが原因なのでしょう。
 
どこかの自治体が多数の野良猫に被害に悩み、
捕獲処分を進めていたら、抗議が殺到したというニュースを見ましたが
抗議したのは直接被害に遭っていない住民以外の人かと推測します。
 
 
 
 
 
近所の店の店頭に 「放射能探知機 22800円」というポスターがはってありました。
私は買おうとは思いません。
家の周辺を測定して、危険な数値が出たところで対応できないからです。
 
働かなければ生活できないし、今のご時世転職など難しい。
通勤可能な範囲の場所であれば、放射能数値は大差ないでしょう。
それなら転居したところで同じです。
引っ越しを繰り返せるほど裕福でもありませんし。
 
 
 
放射能被害が深刻に進むとしたら、
逃れようのないレベルに達すると思います。
(好きな土地にいつでも引っ越せる経済力があれば別)
もうすでにその段階になっているかもわからないし。
(政府の公式発表など鵜呑みにはしていません)
 
 
うちの新聞に、福島原発の修理にあたっている作業員の方の
日記が連載されています。
この方たちには重大な健康被害が発生するに違いないでしょう。
それを思うと、ささいなことに神経質になることが恥ずかしいと感じます。