「フランスの伝統色」 [ピエ・ブックス]
「日本の伝統色」の姉妹本
同じ構成だけに、日本とフランスの美的感覚の違いがよくわかって興味深いです。
「ヴィウー・ローズ」は、くすんだバラ色
プロヴァンスといえば、バカンスの保養場所。その空や海を表す色だそうです。
欧米の景色を見ると、「空気の色が違う」という気持ちになります。
海の色や日射しの加減のせいでしょうね。
国による色彩感覚の違いはこの辺りも影響してるのかな。
「ブルー・ジタン」はフランスを代表する煙草の箱の色。
「ジタン」は外国が舞台の小説で目にする名前です。
実物が見られてうれしいな。
なるほど、イメージ通りのほんわかした色です。
「ローズ・サンローラン」はデザイナー サンローランのピンク
目の覚めるようなピンク、さすが「モードの帝王」
「ジョーヌ・プランタン」は、春の黄
長い冬が終わった後の華やかな春を楽しむ気持ちは
万国共通かな。
画家やファッションにちなんだ名前が目に付きました。
さすが芸術の国。
日本でも、歌舞伎役者や芸術家にちなんだ名前がありました。