「眼で遊び、心で愛でる 日本の色」 [学研]
日本的な色彩を、日本文化の様々な分野ごとにまとめて紹介している本。
具体的な事物の写真を軸に構成されていて、
日本の伝統文化の中での「色」を感じることが出来ます。
「古都の彩り」「時代の色」「配色の妙」「四季の彩り」「色の事典」
の5つの章からなっています。
くわしい解説のあるページもあり、ただ色の紹介をするだけではなく
なぜそのような色彩になったのかの説明などもされており
文化史の勉強になります。
「古都の彩り」の章
寺社など歴史的建造物の中での色
「時代の色」の章
豊臣秀吉使用の鎧甲・陣羽織
いかにも秀吉好みなキンキラキンですね~
江戸時代に流行した色
幕府による経済引き締めのための贅沢禁止令が何度も出された結果、
地味でシブい色彩が好まれるようになったそうです。
「配色の妙」の章
織物の唐桟留の商品見本
和菓子12ヶ月
きれいな和菓子は見ているだけでも楽しめますね。
「四季の彩り」の章
これは夏のページ
写真に合った俳句が添えてあるのが、またいいです。