仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

#工芸

‘円覚寺の至宝‘展   三井記念美術館(日本橋)

6月23日まで開催中 鎌倉 円覚寺の寺宝展です。 円覚寺は実家から徒歩で行ける距離にあり 子供のころから馴染みの場所です。 だから一応行っておこうということで 訪れた展覧会でしたが 予想以上に有意義でした。 「三つ子の魂、百まで」を実感しました。 …

‘六古窯 -和のやきもの-‘    井光美術館(有楽町)

6月9日まで開催中 日本でももっとも古い歴史を持つ 陶器の生産地 瀬戸・常滑・越前・信楽・丹波・備前 の展覧会です。 古い時代の考古学的な価値のありそうな作品から 江戸時代の茶陶まで 生産地の歴史をたどるような展示でした。 関連する中国のやきもの…

‘トルコ至宝展‘    新国立美術館(乃木坂)

5月20日まで開催中 イスタンブルのトプカピ宮殿博物館の収蔵品の展示。 オスマントルコ帝国時代の美術工芸品です。 会場はトプカピ宮殿をおもわせるような設営になっています。 壁紙がトルコのタイル風だったり、飾り窓の奥に展示品があったり。 会場を歩…

畠山記念館 長期休館    (高輪台)

今日までの展覧会に行ったところ、 明日から長期休館に入るとのことで ガーン 理由は「大規模改修のため」 受付の説明では4年間の予定だそうです。 しかし「春季展覧会の前売り券を払い戻します」とか書いてあって 急な決定だったようです。 このまま、閉館…

‘国宝 雪松図と動物アート‘展  三井記念美術館(日本橋)

1月31日まで開催中 年末年始恒例の、雪松図展示に合わせての 動物関連作品展。 なぜこの時期の動物?と思ったけど 干支にちなんだ作品が多くておめでたいからかな。 絵柄や意匠が動物、というのがテーマなので 作品の時代や種別はさまざまです。 今回発見…

‘博物館に初もうで‘企画②  東京国立博物館(上野)

寛永の三筆 近衛信ただ 本館 二階の貴賓室 普段は扉が閉まってます。 2日・3日は、獅子舞や和太鼓などの演奏があるので ますます初詣気分になれます。 おめでたい品々をとりどり眺めていると 「日本人はこれでしょう!」と うきうきします。 やっぱりお正…

‘博物館に初もうで‘企画①    東京国立博物館(上野)

1月27日まで開催の 新春恒例企画です。 本館の展示がお正月にまつわる作品でまとめられます。 縁起の良い絵柄や吉祥文様ぞろいで 本当に初詣気分になれます。 正門に生け花展示 本館正面階段 踊り場の生け花 着物も吉祥文様 いろは歌が大屏風に

‘東西数寄者の審美眼‘展  五島美術館(世田谷)

12月9日まで開催の茶道具展 東西の私鉄(東急・阪急)の創始者 五島慶太と小林一三のコレクション展です。 大阪の逸翁美術館の作品がたくさん見られるのが良いです。 小野道風の継色紙とかお宝がいろいろありました。 日本の書がお好きな方にお勧めです。…

‘新・桃山の茶陶‘展   根津美術館 (青山)

12月16日まで開催の特別展 桃山時代の茶道の焼き物の展覧会です。 なぜ「新」がつくかというと 30年前に「桃山の茶陶」展を行っており その新バージョンという位置づけだからだそうです。 名前だけ新しくしたわけではなく 内容が新しくなっています。 …

‘仏像の姿 -微笑む・飾る・踊るー‘    三井記念美術館(日本橋)

11月25日(日)まで開催中の特別展です。 「特別展」と銘打っていますが、本当に特別でした。 おそらく従来の仏像展にはなかった新機軸の企画だと思います。 仏像に興味のある方にはぜひお勧めです 副題の「仏師がアーティストになる瞬間」という通り 制…

‘金剛宗家の能面と能装束‘展    三井記念美術館(日本橋)

9月2日まで開催中の 能楽の能面・衣装の展覧会です。 これだけ能面がたくさん並んでいるのは 初めて見ました。 行く前は「能面なんてどれでもあまり変わらないのでは・・・?」 という気持ちもありましたが、 違いがわかりました。 種類別に展示されている…

‘琉球 美の宝庫‘展  サントリー美術館  (六本木)

9月2日まで開催の 琉球王国の美術展です。 琉球(沖縄)は東アジアの島々の小国で 大国のはざまでの苦難の歴史があります。 中国や東南アジアとの交易もあり 美術的には各国の影響を受けているようです。 作品を見ていると日本画に似てるけど 微妙に色彩が…

‘涼を愉しむ‘展    畠山記念館  (白金台)

茶道専門の美術館の 夏の展示です。 創設者 畠山氏が実際に行った朝茶の会のお道具を 中心とした内容です。 掛け軸、花入れなど涼しさを感じるお道具がそろっていました。 冷房のない昔はいろいろな工夫で 涼を感じたものです。 展示会場でお茶をいただくこ…

‘大名茶人 松平不味  ~お殿様の審美眼~‘展   三井記念美術館(日本橋)

17日(日)まで開催の茶道具展 今年が没後200年とのこと。 松平不味公は茶人の中でも有名な人物なので 名前を目にすることはよくありましたが 特集展は初めてです。 名道具の収集家で、目録を残し、 茶道具の価値を定めた権威の一人である ということは…

東京国立博物館 春の庭園公開

4月8日までの「博物館でお花見を」という企画 庭園の桜はすでに満開なので、見ごろはあと数日かも。 博物館の敷地内の桜はみな、ソメイヨシノではありません。 本館の建物、庭園、池、茶室の間に、何種かの大きな桜の木が咲き乱れている という景色です。 …

‘仁和寺と御室派のみほとけ‘展    東京国立博物館(上野)

本日までの展覧会でした。 副題は「天平と真言密教の名宝」 京都の仁和寺とその派に連なる全国のお寺の名品を 集めた会です。 秘仏として一般公開はなかなかしない仏像も 見ることができました。 仏像はお寺で参拝したいと思う方ですが 展覧会だと、360度…

‘北斎 冨嶽三十六景’ 展 ②    MOA美術館(熱海)

豊臣秀吉の「黄金の茶室」を再現したもの。 リアルで見るとやっぱり 「秀吉、趣味悪~」 成金趣味ですね。 ご丁寧に、障子と畳まで赤色にしているところがまた。 能舞台もあります。

東京国立博物館 平成館 考古展示室   (上野)

平成館は特別館の会場ですが、この部屋は常設展料金で入れます。 考古学オンリーとしては、広いスペースで作品数も多く 説明もわかりやすいので 知識のない方も楽しめると思います。 この部屋も企画がおもしろいです。 土偶の実物大模型。 持ってみるとズシ…

東京国立博物館 法隆寺宝物館      (上野)

法隆寺の宝物を展示するための独立した館です。 目立たない所にあるし、入ったことのない人も多いかも 建物自体もすてきです。 シンプルでモダンで。 とーはく(東京国立博物館の愛称)は、作品だけでなく 建築物や庭もすてきなんですよ。 法隆寺館の中は 他…

‘禅林美術展‘      相国寺承天閣美術館    (京都)

12月3日まで開催の展覧会 禅宗と茶道に関する美術品展 書もたくさんありましたが 禅の書というのは僧侶が書いたもので 書家が書いた一般的な書の鑑賞とは違う基準で見ないと いけないのが難しい。 常設展示もよかったです。 伊藤若冲の鹿苑寺の障壁画が迫…

‘やきもの巡り  京都・滋賀編’ 展      (茶道資料館)   [京都]

9月10日まで開催の展覧会です。 裏千家で学んだことのある者のはしくれとして 一度は行かねばと思っていたのですが ようやく実現しました。 会員証が初めて役に立ちました 建物自体は普通の街中の普通のビルですが 中に入るとたたずまいが違いました。 御…

‘源信 地獄・極楽への扉’展       (奈良国立博物館)

9月3日まで開催の特別展です。 奈良国立博物館は仏教美術専門館というのが特徴です。 仏像をまとめて見たい方にお勧めです。 ところで「源信ってだれ?」という方が多いでしょうね 平安時代の僧侶で「往生要集」の著者です。 浄土信仰いわば「地獄極楽」と…

畠山記念館の庭園

緑したたる、といった青葉の季節 散策しているとマイナスイオンを浴びている気分 茶室公開をこの時期にしているのも うなずけます。

畠山記念館の茶室公開

年一回、この時期に園内の茶室でお茶をいただくことが出来ます。 四カ所あるお茶室のうち二軒を一年おきに利用するそうです。 端午の節句の菖蒲飾り お茶席、とても楽しめました。 こういう茶室を特別公開しての茶席というのは 時々行われていますが、 単に…

‘茶の湯の名品’展     畠山記念館(高輪台)

6月18日まで開催中 こちらの館は茶道具専門です。 本当に名品がいくつもありました。 少人数でゆったり、じっくりと眺められるのが恐縮するくらいです。 この館は一般の美術館とは違い 美術品鑑賞というより 茶席の楽しさを味わうというコンセプトの展示…

‘茶の湯のうつわ  -和漢の世界ー’展    出光美術館(東京・日比谷)

6月4日まで開催の茶器展 人出もほどほどで、落ち着いて見ることが出来ました。 江戸時代に用いられたお茶碗という企画で ある程度網羅された種類のお椀が時代別・種類別に並べてあって わかりやすかったです。 私が好きなのは 樂家初代 長次郎が2,3つ …

‘茶碗の中の宇宙  -樂家一子相伝の芸術ー’展  (東京国立近代美術館)

5月21日まで開催の、 茶碗の樂家の初代から当代までの展覧会 桃山時代~現代の流れがたどれる面白い企画です。 私の好みとしては 初代 長次郎が好き。 (後は、いいかな) 千利休の目指した侘び茶とはこういうものかと ビジュアルでわかるようで 感服しま…

‘茶の湯’ 展     東京国立博物館(上野)

6月4日まで開催の茶道具の大展覧会です。 感想を一言でいうと 「やっぱり国立はすごい!」 本当にすごいんです。 民間とか桁がちがう。 国宝がごろごろあります。 茶道具の展覧会で たいてい目玉になるのは 三つしかない国宝の天目茶椀。 これだ!って感じ…

春、到来!

外出する時、コートがいらない気温になりました。 春物のお洋服をださなきゃ。 道を歩くとジンチョウゲの香りがあちこちからただよってきます。 桜のお飾りです。 本物の花の時期には返って気が引けて 飾れなくなるので、今の内。

‘茶の湯ことはじめ’展    畠山記念館(東京・高輪台)

茶道具一通りの鑑賞の仕方を紹介した 初心者向けの企画です。 なんとなく知っていたことも 順序立てて改めて説明してもらえると 頭が整理されてよかったです。 夏らしい作品もいくつか見られ さわやかな気分になれました。 ただただ冷房に頼るのではなく 雰…