仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

‘毛利家の至宝’展     サントリー美術館

サントリー美術館HPより

http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/photo/0000025000/0000024676/exhibition_visualm.jpg

東京・港区にある「東京ミッドタウン」建設地は、旧防衛庁跡地として知られますが、遡れば江戸時代当時、長州藩毛利家の下屋敷があった由緒ある土地でした。今回の展覧会は、山口県防府市にある公益財団法人 毛利報公会(毛利博物館)の特別協力を仰ぎ、毛利家ゆかりの宝物の中から、毛利家の基本史料である文書類や、肖像画、甲冑武具、調度類、華麗な能装束、茶道具を中心に、かつて毛利家に伝来した貴重な作品も併せて、絵画・工芸の名品を一堂に展示します。
とくに会期中は、室町時代水墨画の巨匠・雪舟等楊が描いた国宝「四季山水図(山水長巻)」の全長を一挙公開し、存分にご鑑賞いただける貴重な機会となります。
 毛利元就(1497-1571)や毛利輝元(1553-1625)に代表される毛利家の歴史を辿りつつ、そのゆかりの美術作品を通して、江戸時代の大名がはぐくんだ文化の精粋をご堪能いただければ幸いです。

 
メインは、雪舟水墨画なのですが、私はあまり印象に残りませんでした。
大きく(長く)てすごいなと思いましたが。
 
私のツボだったのは、毛利元就の身の回りの品です
鎧甲はもちろんのこと、旗、軍配、眼鏡、ホラ貝(戦場の合図として吹く)などなど
 
日常生活で使うような身の回りの品々もあって
暮らしぶりがリアルに想像できて、萌えました~
戦国武将が眼鏡してたなんて、ラブリー
 
 
歴史小説でよく読むようなエピソードに関わる品々がいろいろあって
興味深かったです。
 秀吉が死の前に五大老に送った誓約書の写し(くれぐれも秀頼を頼む、という内容)
 秀吉や家康、信長との争いに関わる公的な書状
 毛利家の重臣と若殿との間の書簡
歴史小説家はこのような書状を資料にして
書いているのでしょうね。
 
 
戦国天下統一(信長・秀吉・家康)の小説には必ず毛利家が出てきます。
侮れない存在として語られ、徳川幕府も取りつぶすことができず
明治維新の中心的役割を果たすことになります。
 
歴史の古い家柄で、文化的にも優れた家風だったことが
わかる品々もありました。
古今和歌集(高野切)の一巻を所有してるなんてすごい。
毛利元就小早川隆景吉川元春 直筆の短冊もありました。
 
 
 
 
 
 
戦国マニア、特に毛利家びいきの方は
必見の展覧会です!!