仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

スカイマーク社の報道に思うこと



スカイマーク:「機内の苦情は消費生活センターへ」

毎日新聞 2012年06月05日 02時30分(最終更新 06月05日 12時34分)
 航空会社のスカイマーク(東京都大田区)が乗客に対し、苦情は機内ではなく消費生活センターなどに伝えるよう明記した文書を示しており、東京都消費生活総合センターは4日、同社へ抗議することを決めた。
 スカイマークによると、この文書はA4判の「サービスコンセプト」。5月18日から機内全席の前ポケットに入れており、内容は▽客室乗務員は荷物の収納の援助をしない▽客室乗務員に丁寧な言葉遣いを義務づけていない▽客室乗務員は保安要員としての搭乗で接客は補助的なもの−−など8項目。数年前からの方針だが、乗客から客室乗務員の接客について問い合わせが相次いだため作成したという。
 文書はさらに「機内での苦情は一切受け付けません。ご理解いただけないお客様には定時運航順守のため退出いただきます。ご不満のあるお客様は『スカイマークお客様相談センター』あるいは『消費生活センター』等に連絡されますようお願いいたします」と明記。都消費生活総合センターに4日、この文書に関する苦情が1件あった。

 
 
続報によれば、スカイマーク社は抗議を受け、謝罪・対応の変更を行っているそうです。
 
私がこの件について思うことは、
ここの飛行機に乗って事故に遭う人が出ても、同情する気があまりおきないということです。
 
「苦情お断り」なんていう店や企業なんて、何をされるか恐ろしくて
客になろうとはとても思えないけど
実際、この会社は、安全に関わる運転事故を何度も起こして行政の指導を受けています。
 
「安全が守られていれば、乗務員の接客なんてどうでもいい」という意見もあるようですが
客にまともな敬語も使えない乗務員の飛行機が、運転面だけはしっかりしてるなんて思えません。
 
 
スカイマーク社を支持する意見として「価格に見合ったサービズが受けられればよい」
というものがあるようです。
しかし
数千円・数万円に命を賭けてもいいんですかね???
生命の安全や健康に小銭を惜しむのは価値判断が間違っているでしょう。
 
 
物の値段設定にはそれなりの理由があり、
不当に安価な価格の商品には、どこかにひずみがあるはずです。
安全保持にもコストがかかる、ということは先日の高速バス事故でもわかったことだと思うのですが。