仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

‘美術館で旅行!-東海道からパリまで-’ 山種美術館(恵比寿)

夏休み期間ということで、「旅」をテーマに絵画を選び、旅行気分が味わえる企画だそうです。
ちょっと変わった視点で絵を眺められて、とても楽しめる展覧会でした。
 
 
 
展示の順序や説明文が旅行気分を盛り上げてくれます。
まずは歌川広重の「東海道五十三次」から
 
日本橋から始まって旅の順番に絵が並んでいました。
時々入る解説文が絵への興味をそそります。
 
自分が住んでいる周辺の絵もあって、興味深かったです。
江戸時代はこんなんだったんだなあ。
 
 
東海道の次は、日本国内各地。
東山魁夷「春来る丘」
近代日本の風景画といえばこの方ですよね。
その他、奥山土牛「鳴門」 岡信孝「大和三山」が良かったです。
 
 
国内の次は海外編
横山大観平山郁夫千住博などお歴々の大作ばかりで
満喫しました。

 
 

 
山種美術館は初めて来たのですが、とても気に入りました。
日本画美術館なので、芸術の趣味的には国粋主義の私には
心落ち着く空間です。
建物も新しくて素敵だし。
 
そしてコレクションがいいです。
きっと設立者と趣味が合います(笑)
それから現在の運営者の方のセンスもすばらしいと思います。
展覧会の企画、ショップの品揃えやカフェにその辺りを感じます。
 
是非また来ようと思います。
人気の高い、速水御舟の《炎舞》を見たいものです。