短歌と俳句の違いとは?
短歌と俳句はどう違うのでしょうか?
五七五と五七五七七の違い、季語の有無などは
もちろんわかっています
表現できる内容とか、追求している主題や美意識とか
その辺が知りたいのです。
歴史的には短歌(和歌)の方がずっと古く
俳句(俳諧)はそこから派生したものです。
私は短歌より俳句の方に親しみがあります。
人口としても短歌より俳句を作る人の方が多い印象です。
俳句は世界最小の詩歌形式で
短い言葉の中に多くの意味・心情をこめ、季節感を表す
いかにも日本的な詩歌だと思います。
それに対して短歌はどうなのか。
俳句とかけ離れている訳ではなく
共通する部分も多いと思います。
(というか和歌の方が先だけど)
でもまったく同じではない。
その違いはどこにあるのか?
私のイメージとしては、
短歌は、高尚で芸術的。卑俗な内容は似合わない。恋愛の歌が多い。
俳句はそれに比べて庶民的で、生活感のある主題も似合う。
短歌が能楽で、俳句が歌舞伎って感じかなあ。
これは、それぞれの成立変遷の歴史的経緯が影響してるかな。
それぞれの愛好者層も、雰囲気が違っていそうな気がする。
両方をよくする方もいるのかしら。
何か良い本があれば読んでみたいものです。
正岡子規の著書なんてどうかしら。