仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

『君がダイアモンド』  岡野史佳   [宙出版]

 
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30年くらい前に、白泉社の少女誌「LaLa」で連載していた「太陽の下で待ってる」の続編
「虹とトリックスター」を収録。
 
「太陽の下で待ってる」が好きで、続編のコミックスをしばらく探したものでしたが
見つからなかったのも道理、コミックスになってなかったんですね~
 
最近、別の出版社から初めてコミックスになっていたのでした。
 
 
本編は、
親友に裏切られいじめにあって不登校になって高校中退した美少女 里紗が
カメラマン志望の高校生 由高に出会って、カメラの被写体になったことから
芸能界入りして、紆余曲折の末、二人は恋人になるというお話
 
当時はエキセントリックに感じた設定ですが、今だと珍しくもないかなあ
ヒロイン 里紗ちゃんは自分の不幸に酔うようなメソメソしたタイプではなくて
一途でパッショネイトで、そこが魅力でした。
 
 
 
 

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                             里紗と由高
                      

 
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新作も載っています。
でも絵が変わっちゃってて違和感・・。
昔の方がよかったなあ。
 
里紗と由高が結婚して終わるという王道ラストシーンなのですが
何の感慨も覚えず・・。
本編もラストは結婚式(由高のマドンナ 美人女優の)で
それを読んでいた時は、感じるものがあったんですけどねぇ。
 
今はその後の現実の結婚生活に思いをいたしてしまって
うっとりひたれない・・。
 
 
 
同じ作者の「フルーツ果汁100%」という作品も好きでした。
タイトル通り、ヒロインの女の子がカワイイ 甘酸っぱい青春物でした。
あのころは(それにひたれる)自分もかわいかったなあ・・・(遠い目)