仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

本/マンガ:少女誌

‘一条ゆかり展‘    弥生美術館(根津)

少女漫画家の大家 一条ゆかり氏の展覧会です。 12月24日まで開催中 展示内容は 生原稿を中心に カラーイラスト、掲載雑誌、雑誌の付録など多彩です。 ところどころ、作者のコメントもついています。 CDのジャケットとか、漫画以外の仕事もなさっていたの…

MELODY(メロディ)買います!

何のことかというと 白泉社の少女マンガ雑誌のことです。 以前からなるべく購入するようにしていましたが、 改めて決意しました。 集英社の女性漫画誌「YOU」が廃刊しました。 しばらく前には白泉社の「月刊花とゆめ」も。 無くなると困る雑誌は購入して応援…

『京・かのこ』 なかじ有紀    (白泉社)

京都の和菓子店が舞台のさわやかラブストーリー 全三巻 主人公 鹿乃子は老舗和菓子店の孫娘 和菓子職人目指して修行中 おさななじみの颯也は茶道家元の息子。 二人が自分の夢を追いながら 恋を育てていきます。 主人公 鹿乃子 颯也くん 高校生 茶道と和菓子…

『おちくぼ』  竹内直実    [白泉社]

「別冊花とゆめ」に連載中。 平安の古典「落窪物語」が原作です。 良い家柄のお姫様だけど、実母を亡くし継母にいじめられ 貧しい暮らしをするヒロインが 貴公子に見初められ 助け出されて幸せになると言う シンデレラストーリー。 作者竹内氏は、一昔前 少…

LaLa 読者全員プレゼントの電卓

当時連載していた成田美名子氏の「CIPHER」の電卓です。 プレゼントとといっても有料ですが。 雑誌についてる応募券と切手数百円分を添えて申し込みました。 でも数十年経ってもまだ使えてます。 すごい!

‘LaLa 40周年記念 原画展’    横浜そごう美術館

15日まで開催の 白泉社の月刊少女漫画誌「LaLa」の原画展です。 元少女漫画おたく(白泉社作品愛好者)としてはいかねば! と足を運びました。 白泉社は、少女漫画出版社の中でも変わり種で メジャーマイナーというか よりオタク度の高い社風です。 集英…

『一の食卓』    樹なつみ   [白泉社]

白泉社の少女誌「メロディ」で連載中の 幕末・明治維新×グルメ(ベーカリー)物という異色のストーリー 「一」は、新撰組の斎藤一(はじめ)のこと。 作者 樹氏は、壮大な舞台のドラマチックなストーリーが得意な作家。 新撰組×グルメというのは、毛色が違う…

『かげきしょうじょ!!』     斉木久美子[白泉社]

白泉社の少女誌「メロディ」に連載中の宝塚音楽学校漫画。 といっても「宝塚」という名称は使ってませんが。 音楽学校というのは宝塚の劇団員を養成するための2年制の学校。 最初は少年誌で連載していて 「メロディ」に引っ越してきたとのこと。 主人公は二…

『青空エール』完結

別冊マーガレットで連載していた河原和音氏の「青空エール」の最終巻が出ました。 好きな作品だったけど、ラストが気に入らなくて冷める ということは、時々あります。 ストーリー上、整合性のない結末だったりして 納得いかないということが多いのですが 今…

久しぶりに、『彼方から』

以前好きで、ヘビーローテーションで読んでたこともある この作品を久しぶりに読み返しました。 すると新たな発見が。 なかなか萌えツボの多い作品だったんですね。 作者は古き良き少女漫画を描く方で 清らかな純愛路線です。 この作品もそうです。 でも。 …

『十年後、街のどこかで偶然に』 津田雅美   [白泉社]

大人の女性にお勧めしたい少女漫画です。 4作収録の連作短編集 同じ高校に通った3人の女子の、十年後の出会いを描く恋愛物。 1話と3話は同じカップルの物語。 筆記具メーカーに勤めるハンサムなキャリアウーマンと無口な左官職人という組み合わせ。 二人…

『ときめきトゥナイト 江藤望里の駆け落ち』    池野恋[集英社]

またまた出ました、「ときめきトゥナイト」の番外編 今度は、蘭世の両親 望里と椎羅のなれそめです。 もともと魔界では、吸血鬼族と狼人間族が敵対しあっていたとか 設定がおもしろかったです。 短編「江藤蘭世の悶々」は プロポーズ直後の蘭世が神谷曜子に…

『ハンサムな彼女』  吉住渉   [集英社まんが文庫]

私と同世代のりぼんっ娘だった方なら御存知の、昔の少女漫画です。 主人公 萩原未央は高校生で女優。 同い年で映画監督を目指す 熊谷一哉 に映画の主役を申し込まれる・・・。 恋愛ものですが、映画製作のストーリーを主にしている所がおもしろい。 当時読ん…

『ときめきトゥナイト 真壁俊の事情』   池野恋   [集英社]

「ときめきトゥナイト」は昔、月刊少女誌「りぼん」に長期連載していました。 私と同世代の少女漫画ファンなら知ってるであろう名作です。 コミックスにして30巻ほど。 初代ヒロイン蘭世(ランゼ)・蘭世の弟 鈴世(リンゼ)カップル・蘭世の娘 愛良(アイ…

‘ベルサイユのばら’展  横浜そごう美術館

現在開催中の「40周年記念 ベルサイユのばら展」 いろいろグッズが売っていました。 オスカル様の軍服セット(実物) 注文制だけど12万。 何人が注文するのだろうか・・・。 観光地によくある 顔抜き写真撮影ができました。 私もやってきました 展示内…

『NANA』 考察

予想外にはまって、図書館と古本屋で全巻そろえて、一気読みしました。 キャラ設定やストーリー展開はいかにも少女漫画的なのですが キャラの人物描写はなかなか深くて考えさせられます。 主人公 奈々(ハチ子)が、ある意味女子の典型であるのを筆頭に サブ…

『トーマの心臓』 萩尾望都   [小学館漫画文庫]

少女漫画の古典的名作の一つ 「ポーの一族」と並ぶ、萩尾望都氏の代表作 舞台はドイツのギムナジウム ギムナジウムは全寮制の男子校 ヨーロッパにはそういう伝統があったようですね。 トーマという少年が自殺をする所から 物語は始まり、全編を通じて 彼の死…

『NANA ナナ』  矢沢あい  [集英社]

実写映画化もされ、一時期ブームになりましたね。 雑誌連載は長期休載中。 そろそろ復活するのかな? 主人公は二人のナナ。 一人は、パンクバンドのボーカル 一人は、一般人で恋愛体質なかわいい女の子(あだ名)ハチ ナナのバンド ブラストと、 ナナの恋人…

『群青 海街ダイアリー5』 吉田秋生   [小学館]

シリーズ第5巻です。 コミックス一冊分の連載がたまったら、即って感じで発刊されてます。 人気ですねえ。 このシリーズはカラーページが本当に綺麗。 書店の棚でもぱっと目をひきます。 地元付近が舞台なので、時々「ここ、知ってる」という場所が出てくる…

『君がダイアモンド』  岡野史佳   [宙出版]

30年くらい前に、白泉社の少女誌「LaLa」で連載していた「太陽の下で待ってる」の続編 「虹とトリックスター」を収録。 「太陽の下で待ってる」が好きで、続編のコミックスをしばらく探したものでしたが 見つからなかったのも道理、コミックスになってな…

『月の輝く夜に』  原作:氷室冴子 作画:山内直美  [白泉社]

少女小説で一世を風靡した故 氷室冴子さんの単行本未収録の遺作を 漫画化したもの。 まだ未収録の作品があったのかと驚きましたが 内容を見て納得。 「少女小説」には不向きですねえ。 登場人物すべてが不幸な恋愛小説なんて およそ「少女」向けではないで…

『ガラスの仮面』 美内すずえ  [白泉社]

ご存じ、大河演劇マンガ。 スタートは1976年からという超ロングラン作品。 パロディのネタになるマンガ ベスト3に入ること請け合いです。 それだけ、ベタでつっこみ所満載な作品な訳ですが、読むとやっぱりあのパワーに圧倒されます。 演劇の天才少女 …

『花咲ける青少年』 樹なつみ  [白泉社]

白泉社文庫全六巻、愛蔵版コミックス全六巻 ちょっと腰砕けのタイトルですが、 派手派手な、国際大河ラブロマンスです。 現在、「月刊メロディ」で番外編が連載しています。 NHKテレビで深夜にアニメを放映しているらしいです。 プロローグは、中東のオイル…

『いつでもお天気気分』  羅川真里茂

高校生の(主に)恋愛を描く、明るい青春物語 「花とゆめ」系の雑誌に不定期に掲載されています。 コミックスは4巻まで出ていますが、 第一巻は1994年に出たのに、最新刊の4巻はこないだ出たばかりです。 15年もかけて続けている大変気の長いシリー…

『なんて素敵にジャパネスク』  山内直実   [白泉社]

平安貴族のお姫様のラブコメディ 故 氷室冴子さんの小説が原作。 原作は全10巻のシリーズ小説です。 前半4巻までの部分は15年くらい前に漫画化していました。 後半6巻分を「人妻編」として現在連載中ですが、そろそろ終わります。 主人公 瑠璃姫は大貴…

『高校デビュー』 河原和音

明るい青春ラブストーリー 集英社マーガレットコミックス全13巻 実写映画化します。 主人公長嶋晴菜は中学時代はソフトボール一筋の部活少女だったが、 高校入学を機に恋愛に打ち込もうと決める。「モテ」を目指して努力を続けるが うまくいかない。そん…

『ALEXANDRITE アレクサンドライト』 成田美名子  [白泉社漫画文庫]

「CIPHER」の続編 シヴァの親友のレヴァインが主人公 同じ大学に進学したシヴァとレヴァイン。 レヴァインの好きな女の子アンブローシアも一年違いで入学してきます。 愉快な仲間達との大学生活を中心に、レヴァインの成長が描かれます。 レヴァインがモデ…

『CIPHER サイファ』 成田美名子  白泉社漫画文庫

「エイリアン通り」の次の作品。舞台は西海岸から東へ。 ニューヨーク・シティ・ストーリー N.Yの美術学校(高校)に通う少女アニスは同じ学校のシヴァと友達になった。 シヴァは幼児のころから仕事をしているプロの俳優で有名人。 しかし、彼は双子の弟サ…

『エイリアン通り(ストリート)』   成田美名子   白泉社漫画文庫

1980年代のロサンゼルスを舞台にした、アメリカン青春グラフィティ 成田さんの初の長編で、出世作 主人公シャールは派手な美少年で大学の有名人。留学生だが素性は謎。 複雑な生いたちの彼は、他人に心を開かない。しかし、フランス人留学生ジェラール…

『NATURAL ナチュラル』  成田美名子

白泉社漫画文庫全5巻 青少年の成長ストーリーですが、神道や霊能力っぽいこともからむので スピリチュアル物といってもいいかもしれません。 山王丸理子(サンノウマル アヤコ)は、父親の仕事の都合で4歳から小学校までペルーで暮らした。 中3の時、まだペルーに…