仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

“観世宗家展”   松屋銀座

イメージ 1

イメージ 2
 
装束、面、書など、いろいろ取りそろっていました。
ビデオ上映コーナーもありました。
 
 
能楽関係の展示は、美術館でもときどきありますが
これだけ作品数が多く、一つの流派のものをまとめて展示している機会は
あまりないと思います。
 
能楽がお好きな方にお勧めです。
 
 
 
特に面の展示が興味深いです。
だいたい種類がそろっていたような感じです。
 
面によって、人物の年齢やキャラクターも違ってくるので
その違いがわかるようになるとより舞台を楽しめるのですが。
小面、若女、増などの違いがわかるようになりたい。
 
 
 
面を向ける角度によって、表情が変わってくるのだそうです。
(上向き=喜び、 下向き=悲しみ など) 
でも実際に舞台を見てても、なかなかそこまで見とれないです。
 
展示でその模擬演技をしているコーナーがありました。
目の前で見ると「なるほど~」と思いました。
機械仕掛けで、おもしろかったです。
 
 
 
 
ちょっと観世宗家をもちあげすぎでは?と思ったけど
(だって、他の流派もあるのに。でもあくまでメインは観世宗家でいいの?)
今後、能楽を鑑賞する上で意義のある展覧会でした。
普通の美術館より展示物を近く見られたし。
 
 
 
会場を出ると、和物販売の特設会場になってるのがご愛嬌。
そういう趣味のお客さんが集まりますからねえ。
 
確かに趣味人らしきお客さんばかりでした。
そうじゃなきゃ来ないよね~。
時々「先生」らしき人が連れの人に
解説をなさっていたのにはちょっと閉口でした