仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

「 ‘返事美人’の日本語レッスン」  今井登茂子  [河出書房新社]

「好かれる女性の返事はここが違う」という副題
社会人の女性の、実生活での会話に役立ちます。
 
タイトル通り、生活上の諸場面での「返事」を学べます。
すべての事例がケーススタディ形式で
具体的な場面、会話が示されていて
とても実践的です。
 
 
言葉の使い方(敬語など)はもちろんのこと
表情や態度まで触れられています。
 
上っ面の言葉遣いだけでなく
仕事への意識・姿勢にも言及している内容で
為になりました。
 
就職してまもない若者に
お勧めしたいです。
 
 
 
私が役に立ったのは
敬語の使い方の「お」「ご」の付け方。
 
「またお電話いたします」という場合
「お」をつけるのが正しいのか、どうか。
電話は自分がすることだから、つけなくていいような気がするけど
つけないと落ち着かない。
 
つけるのが正解だそうです。
「自分の行為でも、相手のために・対してすることにはつける」んだそうです。
 
社会人を長くやってますが
未だに敬語は難しいです。
 
 
 
 
なるほど、と思ったのは
社内の人間への敬語の使用の区別。
 
社主催のパーティーがあり
招待客には、取引先の社員もいて、自社社員の家族もいるという場合。
「田中部長はいますか」と聞かれたら
他社の人なら「田中は・・」と答えるけど
家族なら「部長は・・・」となる。
 
瞬時に使い分けなきゃいけないんですね。
電話の応対ではよくありますよね。
 
 
 
 
 
「プライベート編」では
こんなことまで・・・という事例もあり
ちょっと笑います。