仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

四月の歌   ‘小倉百人一首より’

ひさかたの 光のどけき 春の日に 静心なく 花散るらむ            紀友則
 
いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほひぬるかな        伊勢大輔
 
もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし          前大僧正行尊
 
春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなく立たむ 名こそ惜しけれ       周防内侍
 
高砂の 尾の上の桜 咲きにけり 外山の霞 立たずもあらなむ         権中納言匡房
 
花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり         入道前太政大臣