仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

‘円空・木喰展’ 横浜そごう美術館


現在開催中の仏像展です。
といっても、一般的な「仏像」とは趣を異にしますが。

円空(えんくう)、木喰(もくじき)ともに
江戸時代の仏師。
ただし時期はちょっとずれますが。

全国を旅して、各地に仏像を残したことと
素朴で荒削りな作風が共通。


イメージ 1

イメージ 2


感想を一言でいうと
庶民的、癒し系。

眺めていると自然にほほえみが生まれます。
温泉につかっているような、
和む感じ。

全国各地にちらばっている仏さまを
一同に集めたこの展覧会はなかなか貴重な気がします。
蒐集のリストを作るだけでも大変だったろうなあ。

「~~村」「・・・村自治会」という所有者名を見ると
よけいに和みます。
芸術品、文化財というよりも
生活に根ざした仏さまという感じ。



会場はまず円空
奥が木喰でしたが
私は円空の方が好きです。

円空さんの像は
近所のお堂を拝みに来たような
くつろいだ気分になれますが
木喰は、「民芸品」を見ている感じ。
実際、日本民芸館所蔵のものが
何点かありました。


首都圏で仏像がお好きな方には
お勧めです。
といっても22日までなのですが