‘大英博物館展’ 東京都美術館(上野)
6月28日まで開催の大英博物館展
副題は「100のモノが語る世界の歴史」
世界に冠たる大英博物館の無数の所蔵品から
100の品を選んで世界の歴史を概括しようという企画
印象はまとめると二つ
○大英帝国の世界侵略の規模の大きさ
展示品は、世界の諸地域の国々、各時代に渡った品々でした。
しかも本館の所蔵品のほんの一部だろうし。
これだけの物を蒐集できるというのは
それだけの侵略行為があったってことですよねえ。
○展示のわかりやすさ
各章ごとに、まずそのエリアの年表(作品の写真入り)が掲示されていて
作品を見る上での心構えができます。
作品ごとの説明文は「基本」「応用」のように種別になっていて
見る人の需要に応じて使い分けられます。
作品一つずつにキャッチコピーがついていて
解説を読まなくてもフィーリングで作品を見ていくことが出来ます。
各エリアの目玉作品にはマークがついているので
それだけをおさえて見ていくことも出来ます。
最後に作品の写真入りの地図が掲示してあるので
各エリアで見た物を振り返られます。
とっても親切でわかりやすい展示方式です。
いかにも今時だな~。お客に懇切丁寧。
私は情報量が多すぎると
処理しきれなくなる体質なもので
肝腎の作品から受ける感銘ではなく、
ずれたことばかり印象に残ってしまいました・・・・
二時間待ちだったのであきらめて
通常展示だけ見てきました。
新たに国宝・重要文化財に認定された作品が展示されていました。
鳥獣戯画も模本が見られたので
それでいいことにしました