『京・かのこ』 なかじ有紀 (白泉社)
京都の和菓子店が舞台のさわやかラブストーリー
颯也くん 高校生
茶道と和菓子のエピソードが多いので
楽しいです。
設定に?がつく所はあるけど
そこは少女マンガということでスルー(笑)
作者のなかじ有紀氏は二昔前の
白泉社の少女誌「LALA」の読者ならご記憶でしょう。
メジャーマイナーなおたく系少女マンガ 白泉社の雑誌において
珍しく、王道リア充路線の恋愛漫画を描いていた作家
一般社会に名が知れるほどのヒット作はないけれど
雑誌内では安定した人気を保った作家さんでした。
数十年、白泉社で仕事をつづけ
さわやか少女マンガの路線を崩さないところが立派です。
基本、王道恋愛漫画なんですけど
舞台設定は大人な題材になってきました。
昔好きだった少女マンガの作家さんが
官能系やBL系に流れているとがっかりするので
こういう方が現役でがんばっていると、ほっとします。