仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

‘仁和寺と御室派のみほとけ‘展    東京国立博物館(上野)


本日までの展覧会でした。
副題は「天平真言密教の名宝」

京都の仁和寺とその派に連なる全国のお寺の名品を
集めた会です。


イメージ 1

秘仏として一般公開はなかなかしない仏像も
見ることができました。

仏像はお寺で参拝したいと思う方ですが
展覧会だと、360度ぐるりと見られたり
近距離でじっくり見られたりするのは
魅力ですね。



「一般に非公開の仁和寺 観音堂を展示室に再現」
「堂内の厳かな空気を体感」
というコーナー。
確かに忠実に再現しているようで
臨場感たっぷりですごい展示でした。

が。

場内でそこだけ写真撮影OKで
みなさんシャッター押しまくり。
自分の目でみるよりも。

すし詰めでゆっくり見られないことは仕方ないですが
シャッター音が響きまくりで
その上係員の「フラッシュ撮影はおやめください」の声がひっきりなし。
「フラッシュ禁止」なんて厳守されるわけないから。
そしてフラッシュなしで暗い場内でちゃんと撮影できるのは
専門的なカメラだけ。

まったく「厳か」ではない空間。
がっかり。

「海外では美術館でも写真撮影OK」とかいう主張を目にするようになり、
解禁の流れが始まっているようですが
私はいいと思わないなあ。
だって、写真撮影に夢中になる人の方が多いから。
まず自分の目で見ないと意味ないでしょう。
子供の運動会参観でビデオ撮影に夢中になっちゃうのと同じ。

あとは、会場の広さと混雑状況にもよる。
行列ができるような人気の会では禁止してほしいです。

場外にレプリカをおいて撮影コーナー作るとか
どうでしょうか。


グッズ販売コーナーでは
空海の書を使った品が魅力的でした。



イメージ 2

イメージ 3
同時開催中の
「アラビアの道  サウジアラビア王国の至宝」展

イスラム社会には興味あるので見てみましたが・・・。
展示品が系統だってないようで
散漫な印象でした。

まあ、でもこういう機会が増えること自体がいいことかな。




イメージ 4

お庭の木が花を咲かせていました。
3月末~4月初めはお花見企画が実施されるそうです。