仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

私の香水史③   私見

最後にいくつか香水について思うところを述べます。

【選び方】
 
香水を使ったことがない方がいきなり選ぶのは難しいことだと思います。
まずは初心者向けの定番と言われるものを買うのが無難かと。
ファースト香水に慣れて他のが欲しくなったら、手引き本を読むことをおすすめします。
香水の種類やつけ方が書いてあります。予備知識なしに売り場に行っても、
何を試せばいいかしぼれないでしょう。

次に、ボトルで選ぶのも方法です。
ボトルのデザインのイメージと香りは合っているはずです。
またブランドで選ぶのもいいかも。
洋服などで好きなブランドがあれば、そこの香水も気にいるかもしれません。

候補がしぼれたら実際につけてみましょう。
紙につけるより、自分の体につけて時間の経過を試すのがいいです。
香りは変化しますので。
見に行ってその場で買うより、後日また足を運ぶことをおすすめします。

最終的に納得して選べるようになるまでには、いくつか使ってみないといけないと思います。
買った時はよくても、長く使ってるうちに気が変わったりします。
周囲の人からNGを出されて嫌になることもあるかも。

そこで小売り店が便利です。昔よりミニサイズ専門の小売り店が増えました。
価格が安いので失敗のダメージをおさえられます。
私はたくさんの種類を持ちたい人なので普通サイズだと使いきれず、小売り店が重宝しています。


【使い切るために】

アトマイザーに入れかえて持ち歩き、時間が経ったらつけ直します。
朝つけたのと違うものでもけっこう平気なので、
ポーチには一つ入れっぱなしでそれをつけたりします。

何年もたつと香りが悪くなるので、ハンカチの引き出しにいれたり、
部屋の芳香剤代わりにして使ってしまいます。


【最後に】
私は香水は大人がつけるものだと考えます。
お化粧全般についてもそうですが、香水は特に。
 
見た目が気に入らない人がいたとしても
視線を向けなければ済みますが、香りは
近距離の人には否応なく感じさせることになります。
だからそれをわきまえて使う必要があると考えます。
 
それから香りというものは人の感覚に直接訴えかけるもので
それだけにその人の人格が投影されると言ってもいいと思います。
若い人にはまだそこまで自分自身を客観的に見る力が
育っていないのではないでしょうか。
 私はおしゃれとはその人の良さをひきだし、より魅力的に見せるもの
であってほしいと思います。
だから身の丈に合わない装いは目をそらしたくなります。
 
 
欧米では、香水はティーンエイジャーが普通に使うものだと
聞いたことがあります。生活必需品であるからなのでしょう。
しかし、日本においては嗜好品にあたると思います。
 
その理由は日本の風土にあります。
・湿度が高いため、強い香りは不快に感じられがち。
・人口過密な地域では他人と密着する場面が日常的にある。(満員電車など)
・清潔好きな性質があり、無臭や軽く自然な香りが好まれやすい。
 
 
その人の個性やTPOに合った、すてきなおしゃれを楽しんでいきたいものです。