仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

『Papa told me』  榛野なな恵

榛野なな恵さんのマンガです。
20年以上も続いているロングセラー。

小学生の知世(ちせ)ちゃんは、愛するお父さん(小説家)と二人暮らし。
叔母さん、ご近所の人々、お父さんの仕事関係者、知世ちゃんのお友達など
さまざまな人たちの暮らしがつづられます。
星になったお母さんは、時々お父さんの回想の中で登場します。


イギリスのアンティークのような雰囲気を持った作品です。
登場人物のモノローグが哲学的だな~と思っていたら
作者は哲学科のご出身だそうです。なるほど。

知世ちゃんはずっと小学生のままです。
でも周りの大人たちはだんだん成長?していくんですね。
一番キャラが変わったのは編集者の北原さん。
どんどんかっこよくなっていくので、うれしいです。
宇佐美氏も好きなので、二人がうまくいってくれるとうれしいけど無理かな~



この方はアガサ・クリスティの短編を原作にしたコミックスも
出しています。
雰囲気ぴったりです。