仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

『本屋の森のあかり』 磯谷友紀

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講談社女性誌「Kiss」に連載中の、本屋さんストーリー

 主人公あかりは、書店チェーン須王堂の東京本店勤務の書店員。
 本が大好きで仕事にやりがいのある毎日。
 副店長の寺山さんは一ヶ月に本300冊を読むという超本オタク。
 頭がよく、優しくて人柄も良い男性。
 さばさばした姐御の栞さんや、イケメンだけどやり手で性格のきつい緑くんなど
 同僚も多い。
 寺山さんへの想いを募らせたあかりは、告白をするがあっさりふられてしまう。
 その後、あかりと緑は名古屋支店に移動。



一話につき一冊の本をモチーフにして話を作っています。
 「星の王子様」「ラプンツェル」「カラマーゾフの兄弟」「銀河鉄道の夜」「高慢と偏見」などなど。
絵は素朴で、童話や物語の世界にぴったりです。

本と本屋さんがお好きな方にお勧めの一作です。





あかりが告白した時、寺山さんは
「勘違いです。」「自分は他人とうまく交われない人間なのであかりさんの
時間がもったいないですよ。」といって断ります。
その後は何事もなかったかのように態度を変えずに接します。
 この対応、私はけっこうムカツきました。
優しいようでいて、残酷だと思うんですよね。


しばらく時間がたつと寺山さんは後悔したようで
あかりにまた話をしようとします。
でもあかりは「今は仕事がおもしろいし、その件はもう気にしてくれなくていいです。」
とかわしてしまいます。
 「ざまーみろ」と思った私でした。

あかりには緑くんが接近してきているし、今後の展開が楽しみです。

・・ってこんな意地悪な目線で読むようなお話でもないんですけどね。