『好きって言わせる方法』 永田正実

集英社の少女誌「別冊マーガレット」に連載中の、青春ラブコメ

一巻には短編４作が収録されていて、表題作の続編が二巻に続いています。

　主人公：菜乃花（なのか）は高校一のモテ女子。
　人生の目標は、「最高の男」をゲットして幸せになること。
　そのために、日夜努力をおしまない。
　得意のモテ技を駆使して男子を落としまくるけど、
　なかなか理想の男子は見つからない。

ってあらすじを書くと、めちゃくちゃイヤな女の話みたいですが、
それだけなら人気が出て連載が始まるはずがなく（笑）
素直で前向きなかわいい女の子なのです。

モテ技のレクチャーを仲の悪い女子に聞かれて
「あたしムリだな、そういう媚びる系って」と嫌味を言われたのに、
「そう？媚び大事だよ～」とあっけらかんと返せるキャラが好きですね。

「基本 女子はみーんな可愛いけど」

「生まれもった愛される力はきっちり使うべき」

なんかも好きなセリフです

自分はモテ技（笑）を使える年代は通り越しましたが、
若かりし頃ににそういう技を使っていたら
もっと派手な青春期だったかな～と考えると楽しいです。

作者の永田さんは、絵もストーリーも女の子らしくかわいくて、素直でいやみがないので
好きな作家さんです。

前作の「恋愛カタログ」は全３４巻と、少女漫画として長寿連載のヒット作でした。