「だれも知らない小さな国 コロボックル物語①」 佐藤さとる
村上勉さんのさし絵でおなじみの、コロボックルシリーズです。
日本のとある町の、とある小山に住んでいる小人の一族と、
人間とのふれあいの物語です。
【シリーズ】
別巻 小さな人のむかしの話
「コロボックル」は、アイヌ語で「フキの葉の下の人」という意味で
アイヌの伝説に出てくる小人のことだそうです。
人間から隠れて暮らしていたコロボックルたちが
せいたかさんという男性を「味方」にするところから人間との交流が始まります。
少しずつ、人間の「友だち」も増えていきます。
ちっちゃいコロボックルの暮らしぶりがかわいらしいです。
といっても彼らは人間にはない能力を持っていて、あなどれないのですが。
作品ごとに、個性豊かなコロボックルたちが登場します。
このお話が好きな方なら、コロボックルの「友だち」になることを
夢見たことがあるのではないでしょうか。
いつか目の前にコロボックルが現れたらいいな、と。
私は、自分の部屋のどこに隠れ家を作ってもらおうかとまで
考えていました