仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

本/幼児~小学生

「宮沢賢治」   〔ちくま日本文学全集文庫」

「星の王子様」に似ているところがあると思います。 児童文学と思われているけれど 実は風刺的で、むしろ大人向けの内容といえる所が。 だから実は癒し系ではないんですよね。 社会的に虐げられている立場の人(動物)が けなげにがんばる話が多い。 プロレ…

「幸福な王子」 オスカー・ワイルド  [イギリス]

有名な童話です。 クリスマスのこの時期に似合うような気がします。 ある町に「幸福な王子」と呼ばれる像が立っていました。全体が薄い純金で覆われ、 両目はサファイヤで、剣のつかにはルビーが輝いていました。 季節は冬、暖かい土地へと渡っていく一匹の…

「やまなし」  宮沢賢治

絵は遠山繁年さんです。 「クラムボンはかぷかぷわらったよ。」 というフレーズに聞き覚えのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。 教科書にも載っている名作です。 「小さな谷川の底を写した二枚の青い幻燈です。」 という文で始まるこの作品は カニ…

「森は生きている」  サムイル・マルシャーク  [ロシア]

ファンタジックな児童劇の戯曲(シナリオ) 1943年発表以来、映像化・舞台化されている。 現在の日本でも舞台での上演が続いている。 大みそかの日、舞台は奥深い森の中。雪に埋もれた森では動物たちが会話している。 森の奥では、12月の精霊達が年に…

絵本「うさこちゃん」シリーズ  ディック・ブルーナ [オランダ]

みんな知ってる うさこちゃん(ミッフィー)シリーズです。 今では絵本よりも、キャラクターとしてのミッフィーちゃんの方が有名でしょうか。 とてもたくさん本が出ています。 シンプルでかわいい絵と独特の色づかいが魅力です。 ストーリーもシンプルだけ…

「大きい1年生と小さな2年生」 古田足日  [偕成社]

発行から40年になる ロングセラーの児童文学 子供向けとしては、長いお話です。 まさやは小学校一年生。体は大きいけれども、とても気の弱い男の子。 あきよは二年生。体は小さいけれども、気が強く負けず嫌いの女の子。まさやのめんどうをみてあげる。 小…

ゴーゴー ミッフィー展

横浜そごうで開催中のゴーゴーミッフィー展をみてきました。 みなさんご存じの絵本 うさこちゃん(ミッフィー)シリーズ 誕生55周年の展覧会です。 作者は、オランダのディック・ブルーナ氏です。 絵本のさし絵や原画、スケッチ展示、アニメの映像、絵本…

「3びきのくま」 トルストイ[ロシア]        [福音館書店]

絵は、バスネツォフという人です。 このお話も知っている方が多いのではないでしょうか。 「大きなかぶ」と同じ作者です。 ある女の子が森でまいごになりました。森の中で小さな家を見つけて入ってみました。 食堂のテーブルの上には、スープの入ったおわん…

「おおきな おおきな おおきなかぶ」  アレクセイ・トルストイ

ロシアの作家です。(「アンナ・カレーニナ」のトルストイとは別の人) 絵はヘレン・オクセンバリー この話、なんとなく知っているという方、多いんじゃないでしょうか。 おじいさんが畑に小さなかぶをうえました。 やがて、大きく育ったかぶをぬこうとして…

「ぐりとぐら」 中川李枝子:文 大村百合子:絵

のねずみの‘ぐり’と‘ぐら’が主人公の、ロングセラー・シリーズです。 この本は第一作です。 ぼくらの なまえは ぐりと ぐら このよで いちばん すきなのは おりょうりすること たべること ぐり ぐら ぐり ぐら ぐりとぐらが森へ出かけると、とても大きなたま…

「泣いた赤おに」 浜田廣介

ロングセラーの名作です。 ある山のがけのところに家がいっけんたっていました。そこにすんでいるのは赤いおにです。 おにといっても、わかくてやさしいおにでした。 赤おには他のおにとはちがって、「にんげんたちと、なかよくくらしたい」という気もちを持…

「龍の子太郎」 松谷みよ子

児童文学の名作です。長編でストーリーに起伏があっておもしろいです。 昔テレビでやっていた「まんが日本昔ばなし」のオープニングの歌の冒頭で 龍に乗った太郎が出てきていました。 龍の子太郎は両親を亡くし、おばあさんと暮らしていました。太郎にはうろ…

「ちいさいモモちゃん」 松谷みよ子

児童文学のベストセラーシリーズです。 作者 松谷さんのご家庭をモデルにした物語です。 【全6巻】 ,舛い気ぅ皀發舛磴鵝 ´◆.皀發舛磴鵑肇廖次 ´ モモちゃんとアカネちゃん ぁ,舛い気ぅ▲ネちゃん ゥ▲ネちゃんとお客さんのパパ Α.▲ネちゃんのなみだの海 …

「大どろぼうホッツェンプロッツ」 プロイスラー 〔ドイツ〕

ドイツの、どろぼうさんの物語です。 シリーズ全3作。 「大どろぼうホッツェンプロッツふたたびあらわる」「大どろぼうホッツェンプロッツ三たびあらわる」 さし絵も作者によるものです。 カスパールとゼッペルの少年二人は、おばあさんとの三人暮らし。 あ…

「だれも知らない小さな国 コロボックル物語①」 佐藤さとる

村上勉さんのさし絵でおなじみの、コロボックルシリーズです。 日本のとある町の、とある小山に住んでいる小人の一族と、 人間とのふれあいの物語です。 【シリーズ】 ② 豆つぶほどの小さないぬ ③ 星からおちた小さな人 ④ ふしぎな目をした男の子 ⑤ 小さな国…

「おしゃべりなたまごやき」 寺村輝夫:作  長新太:画

ロングセラーの絵本です。 福音館書店、1000円 おちゃめな王さまがちょっとしたいたずらをして、 かくしたつもりが意外なところからばれてしまうというお話 クリスマスっぽい色彩の絵がかわいいです。 王さまがお城の中をとことこ歩き回ったり、 ぎゅう…

ご存知の方、おしえてくださ~い!

先日から、ある記憶がちらちらと、頭の中から離れないのです。 たしか児童文学で 子どもが 鉛筆のスケッチで マツバボタンの花を丹念に描く というシーンがある話があったと思うのです。 そのシーンのさし絵も載っていたような・・。 数十年前に書かれた本で…

「おしいれのぼうけん」 古田足日・田畑精一 [童心社]

さし絵の多い児童書です。 30年以上前に出版されたロングセラーです。 ここは さくらほいくえんです。 さくらほいくえんには、 こわいものが ふたつ あります。 ひとつは おしいれで、 もう ひとつは、ねずみばあさんです。 ねずみばあさんは、先生たちの…

「いやいやえん」  中川李枝子:作  大村百合子:絵

赤い表紙が印象的な童話の本です。 福音館書店で1200円くらい。 作者のお二人は、子どものための本の作家として、とても有名な方々です。 「ぐりとぐら」シリーズは、だれでも目にしたことがあるのではないでしょうか。 この本には7つのお話が載ってい…