『宵待ちブルー』 羽柴麻央 [集英社]
珍しくジャケット買いをしたコミックスです。
全然知らない作家さんですが、表紙が気に入ったので。
5作収録の短編集。別冊マーガレットを中心に活動している作家さんのようです。
なるほど別マっぽい絵柄です。
内容は、中高生が主役の甘酸っぱい恋愛もの。
青春まっさかりの揺れうごく乙女心にぴったり
『ネバーランド』という作品は
「時々無性にあの国へ帰りたくなる」という主人公の女の子のモノローグで
始まります。
高校生の彼女が無邪気な子供時代を振り返って言うのですが、
私はこのコミックスを読みながら、遠い目で同じことをつぶやきたくなりました
詩的な感じの雰囲気のある作風です。
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(少女)漫画は、雑誌や年代によって絵柄(ストーリーも)の流行があるらしく
昔の作品を見るとよくわかります。
別マ出身のベテランの某漫画家さん二人は、デビューのころは絵がかなり似てますが
今は違う系統ですね。