仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

古典文学の翻訳って・・・

外国の昔の文学(小説)を読みたくなると、新潮とか岩波とか老舗の文庫で探します。
 
そういう本の場合はたいてい、翻訳したのがもう何十年も前なので
日本語の文章自体が古くて、ちょっと読みにくいのですが、
それも古典らしい味わいかな~と楽しんでいます。
活字が古かったりするのも(触ると凸凹しているタイプ)、雰囲気を感じます。
 
 
 
先日、とある本を読みたくなって図書館で探したら、
見慣れない文庫でそのタイトルを見つけました。
 
「新訳」というサブタイトルが付いているシリーズでした。
現代の人に読みやすいように
新しく翻訳をしなおしたシリーズのようです。
 
本も新しくてきれいだったし、それを借りて帰り、家で読み始めました。
古くさい言葉があまり使われてなくて現代の文章らしくて
読みやすい、んですけど。
 
いつも古典を読むときに感じるひっかかり感がないんです。
意味のわからない言葉をなんとなく想像しながら読んだり、
頭の中で時代をさかのぼったりするような。
 
つるつる読めてしまうのが格調がないように感じられてしまって
つまらなくなり、途中で読むのを止めてしまいました。
 
 
 
これってマニアのこだわりなんですかね~?
 
まあ、その人の好みに応じて読みたい本を選べばいいことなので
いろんなタイプの本が出るのは良いことだと思います