仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

エネルギー低消費型社会を目指すべき と考える理由

地球はこれ以上のエネルギー消費に耐えられない
と考えるのには、いくつか理由があります。
 
 
極端なことを言えば、人間が生きて活動しているだけで
地球環境を傷めます。
息を吐けば二酸化炭素が増えるし、
道を歩けば路面が消耗します。
 
 
 
発電に限定して考えると、どんな方法でもデメリットがあるようです。
火力が環境に良くないのは周知のことで、
原子力の恐ろしさも今回思い知らされました。
 
クリーンエネルギーと呼ばれる風力発電にも
実際には健康被害が出ています。
風力発電所付近の住人に症状がでているそうです。
理由は風車が回転し続けることで生まれる
音(音波?)が人体に悪影響を与えることだそうです。
 
水力、太陽光の事例は知らないのですが
水力は設置できる場所が限られると思われるし、
太陽光は普及が進まない所を見ると
設置面積に比べて電力量が少ないとか問題があるのではないでしょうか。
 
 
 
 
それでは電力以外のエネルギーはどうでしょうか。
石油・ガスは何億年もかけて生成されるものですから
消費するスピードの方が断然早く、ずっと前から枯渇が懸念されています。
 
石油に変わるエネルギー源としてバイオエタノール
開発されました。
これはトウモロコシなどの農作物から作られる物で、
ガソリンに代わる自動車の動力として注目されました。
ところが何年か経って問題になったのは
食料を作っていた畑で、バイオエタノールの原料を作るようになったため
食糧供給に支障が出たということでした。
 
もしも自動車が全てバイオエタノール車になったら
食料が足らなくなって、餓死者が大量に生まれるのではないでしょうか。
 
 
 
地球の面積や資源が限られていている以上
どういう方法をとっても、エネルギー消費すれば
地球を傷めることには変わりないのだと思います。
 
 
 
今、東北はもちろん東京でも水の安全性に疑いが生じています。
電気がなくても生きていくことは可能ですが
飲める水がなくては三日も生きられません。
目先の便利を追うことによって、生存自体を危険にさらすのか。
 
何が本当に大事なのか、真剣に向き合うべき時が
来たのだと思います。