仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

電車内のマナー

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某鉄道の駅ホームのポスターです。
「譲り合って歩きましょう」という内容。
 
内容も情けないですが、子供だましのようなイラスト付きのポスターであるのが
情けなさ倍増
ここは幼稚園かっ?(対象は大人のはず)
 
鉄道会社側としても、クレーマーに文句言われないように低姿勢で
呼びかけるしかないのでしょうね。
 
 
 
 
 
バスや電車の中で、お化粧をしている女性を見かけることも
まったく珍しくはなくなりました。
車内での化粧の是非は意見の分かれる所ですが、
議論すべきはその点ではないと思います。
 
マナーや常識の具体的な線引きは、人によって異なるものです。
化粧が不愉快な人もいれば、気にならない人もいるでしょう。
問題は、他人を不愉快にさせるかもしれない行動を控えようとする
気遣いがあるのかどうかだと思います。
 
 
 
伝統的な日本人の道徳観では、自分の都合よりも他人のことを考えて
迷惑になりそうな行動は控えるのが当たり前でした。
お互いがお互いのことを考えることによって
無用ないさかいがさけられ、波風のたたない生活を送れていたのでした。
 
「個人の自由」などという外国産の価値観を半端に導入したおかげで
風土に根ざした文化が破壊されてしまいました。
「NOと言えない日本人」などと揶揄されていた時代もありましたが
私は、物事をそのまま率直に伝えるよりも、相手の気持ちを推し量った上で
調整して伝える方が文化的に高度なコミュニケーション様式だと思います。
 
欧米文化の自己主張の強さは、大陸という戦争・侵略が絶えなかった地理的条件が
生んだものであり、平和で安定している時期が長い恵まれた島国の日本人が
ありがたがって見習わなきゃいけないものでもないと思うのですが。
 
 
大体、地殻変動が起きて日本がユーラシア大陸に接岸でもしない限りは
協調性、連帯意識をもっとも重んじる島国特有の民族性が変わることはないはずです。
国際人、グローバルなんて向いてません。
TPPに反対する諸団体(神奈川県三浦市、JAなどなど)のみなさま
がんばってください