「臨書を楽しむ④ 王羲之 蘭亭叙」 二玄社
王羲之(おうぎし)は、「書聖」と呼ばれる書道史上NO1の中国の書家です。
「蘭亭叙」はその代表的作品で、行書のバイブル的書です。
王羲之を倣った字で答案を書かないと不合格だったそうです。
日本でも書を習うなら、まずはここからという王道でした。
中国・日本の書道史はもちろん文化・政治にも影響の大きいすごい人物です。
思い起こせば、私が初めてちゃんとした書道の展覧会を見たのは
何年か前に東京で行われた蘭亭叙(がメインの)展でした。
あの時はありがたみがまったくわかってなかったです
今でもイマイチわからないのですが。
そこまですごい書だというほどの感動を覚えないのです。
うますぎてわからないということなのかなあ。
五木ひろしの歌が物まね芸人のネタにならないのと同じで。
あまりにも高度な芸はクセがないので、かえって印象に残らないようです。
これも続けていればいずれわかるようになるのかな。