仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

「臨書を楽しむ④ 王羲之 蘭亭叙」  二玄社

イメージ 2
 
 
王羲之(おうぎし)は、「書聖」と呼ばれる書道史上NO1の中国の書家です。
「蘭亭叙」はその代表的作品で、行書のバイブル的書です。
 
中国の科挙(中国史上、長期実施されていた官吏登用試験)では
王羲之を倣った字で答案を書かないと不合格だったそうです。
日本でも書を習うなら、まずはここからという王道でした。
中国・日本の書道史はもちろん文化・政治にも影響の大きいすごい人物です。

 
イメージ 1イメージ 3

イメージ 5イメージ 4

 

思い起こせば、私が初めてちゃんとした書道の展覧会を見たのは
何年か前に東京で行われた蘭亭叙(がメインの)展でした。
あの時はありがたみがまったくわかってなかったです
 
今でもイマイチわからないのですが。
そこまですごい書だというほどの感動を覚えないのです。
 
うますぎてわからないということなのかなあ。
五木ひろしの歌が物まね芸人のネタにならないのと同じで。
あまりにも高度な芸はクセがないので、かえって印象に残らないようです。
 
これも続けていればいずれわかるようになるのかな。