仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

「唐代の楷書7 麻姑仙壇記  顔真卿」    天来書院

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臨書のためのテキストシリーズです。
拓本の画面が大きく載っているシンプルな構成の本です。
古典の書を単純に眺めて楽しむのによさそうです。
 
 
私、お気に入りの顔真卿の書です。
おおらかで豪快な感じが好きなのです。
 
 
顔真卿は中国の唐時代の人で、代々学者の家柄に生まれ
科挙に合格し、高い地位についた人物です。
 
内乱が発生した時は早速兵を集めて立ち向かう忠臣で、
権力者にも率直に諫言する剛直な人物だったそうです。
最期は、敵地に送られ監禁された上、降伏を拒んで殺されたとのこと。
 
 
書を見始めた時には、先入観を持たないように
予備知識を入れずに見ていたので、彼の経歴などは知らなかったのですが
おもしろいもので、ちゃんと好みのタイプはかきつけてしまうんですねえ。
「書は人なり」って本当ですね。
 
う~ん、そのうち、ちゃんとした作品集を買ってしまうかも。。。