仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

『SWANー白鳥ー モスクワ編』2巻  有吉京子 [平凡社]

表紙は、リリアナとセルゲイエフ先生
 
この巻では、セルゲイエフ先生主宰のダンスグループの自主公演から
先生とリリアナの「アグリーダック」の舞台までが描かれています。
 
真澄とレオン
 
    「春の祭典」のクライマックスシーン
真澄が‘生け贄の乙女’で、先生が‘太陽神’
 
アイスダンス漫画の「キスアンドネバークライ」でも
この曲の演技が描かれますが
なるほど意味深長な内容。
発表当時はスキャンダルだったことがわかります。
 
 
 
マクシモフ家での晩餐会。
リリアナ、ラリサの家族と真澄、レオンがそろっています。
その皆にとっての「特別な夜」となります。

「アグリーダック」のクライマックスシーン
リリアナは幕が閉じた直後、舞台の上で
ルゲイエフの腕の中で息をひきとります。
とうとうこの日がやってきてしまいました・・・。
 

 

 


お互い想い合いながらも、なぜかその気持ちを認め、伝えることができずに
苦しむ二人。
 
その理由は真澄が持つトラウマにあったことが
この巻の最期で明らかになります。
亡くなった恋人ルシィへの自責の念が原因だったのです。
 
さあ、次巻では二人の関係が一気に進展するのでしょうか?