「やさしく読み解く日本絵画」 前田恭二 [新潮社]
日本画の歴史的巨匠十一人について、その生涯や代表作について解説した入門書
メジャーな画家ばかりなので、日本絵画の歴史を概括できます。
説明文はわかりやすいけど、詩的で格調高い雰囲気です。
お勉強的な気分に興ざめさせられずに、
芸術を味わいつつ、知識を得られます。
項目ごとに小題がついていて
全体の内容が頭に入りやすいです。
・「すべてを描き尽くす」破天荒な衝動
・時代を超越した「和漢蘭」画
・森羅万象の絵手本 はじけ遊び心
・円熟を拒み、常に新工夫
巻末には、実際に作品を見られる美術館の案内もあります。
入門書として、おすすめの一冊です。
池大雅の冒頭ページ
この英一蝶という人物は知らなかったのですが、
絵を見るといい味でてるので気に入りました。
どこかで作品を見たいものです。