‘書聖 王羲之’展 東京国立博物館(上野)
書聖 王羲之の偉大さを実感できないのが課題なので
勉強してきました。
ちょっとは感じられるようになったかな。
とにかくこれほどの扱いをされるというのはすごい。
一番有名な蘭亭序の部屋は
数ある複製がたくさん並んでいました。
みんな「永和九年~」で始まる同じ文章なのは
ちょっと笑えるけど
これほどたくさんの人がこの書を鑑賞したり練習したりしていたんだな
と実感できました。
それにしてもこれほどの人物でありながら
真筆(本人が書いた書)が残っていないというのが
逆に伝説的存在としての価値を高めてるというべき?
王羲之の影響を受けた書家の作品もいろいろありました。
印象に残ったのは米芾(べいふつ)
以前から気になってはいたのですが。
この方の書もまとまって見てみたいものです
平常展示の方も見てきました。
この展覧会に合わせて
蘭亭序関連の作品がいくつも展示してありました。
三輪壽雪・休雪 破格の創造展
菊池寛実記念 智美術館
こちらは失敗でした。1000円も払う価値は感じられなかったです。
萩焼は好きだし、壽雪氏が先日亡くなったので、
行こうと思ったのですが。
休雪氏の前衛的?なオブジェには興味はなく、
壽雪氏の萩焼らしい焼き物を目当てに行ったのに
壽雪氏の作品は申し訳程度にしか置いておらず
私の趣味に合わないオブジェばっか。
がっかりです。
私は芸術に関しては保守的なので
伝統的な名前を引き継ぐ方にはその伝統を守っていただきたい
と思ってしまいます。
それに反するような作品しか作らないのであれなば
別の名前を名乗ってはどうかと思います。
しかも美術館そのものも嫌いなタイプでした。
画廊に毛が生えたようなスペースで美術館と呼ぶほどではなく
館員も素人っぽいし。
気取った内装の割に機能的ではなく。
もう行かないぞ~。