仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

‘生誕130年 ユトリロ展’    横浜 高島屋

 
現在開催中です。
高島屋の上の方の階の特設会場。
 
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ユトリロという画家の絵をまとめて見たのは初めてなのですが
とても気に入りました。
 
何かを初めて見た瞬間にはまる、という感覚は久しぶりです。
 
好きな西洋画家NO2に躍り出ました。
(NO1はコロー)
 
 
西洋芸術には関心が低く、
心ひかれることはあまりないのですが
何度も見た後、会場を出るとき
後ろ髪引かれる思いでした。
 
 
 
フランス(パリ)の町並みを描いた風景画で
色彩がかわいくて癒し系の雰囲気。
人物が小さく入っている絵もあってお茶目な感じです。
 
西洋芸術と東洋芸術の私の中での違いは
一つには癒し系であるかどうかなのですが、
ユトリロはその点いいですね。
日本人好みだったりしないかな。
 
 
 
 
会場のパネルには画家の年表やエピソードが
書いてありました。
波瀾万丈な人生です。
 
母親も画家で、父親は不明。
交際した男性が多くてわからないということのようです。
 
相手がすごくて、エリック・サティとか高名な画家とか批評家とか。
よほど魅力的な女性だったんでしょうね、うらやましい。
 
 
ユトリロは祖母(母の母)に育てられ、
子どものころから晩酌(ワイン)につきあわされた結果
若いころから依存症で入退院を繰り返すことになり
人生の大半を費やしてしまったようです。
 
 
絵の解説には
「この時期の絵は、家の窓がすべて閉まっており、それは作者の閉ざされた
心境を表されている」
とか書いてあって、
この人の絵にこんなにはまった自分も、精神的に何かがあるんだろうか
ふと不安になりました(笑)
 
もともと絵画は風景画が好きで人物画は好きじゃないんです。
これも心理学的に分析すると何かを示しているのでしょうか。
 

 
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そごうの「ベルサイユのばら展」と同じ日に見たので
「振り幅大きいな~」と自分で思いました。
フランスつながりではありますね。