仁美のヒトミ

趣味(読書、芸術鑑賞)の記録を主に、日々の雑感などをつづります。

「鎌倉の寺社 122を歩く」     槇野修   [PHP新書]

歴史的な説明の詳しいガイドブックといった本。
 
地図やアクセスなどの実用情報も最低限載っているから
慣れている人ならこれ一冊で観光できると思います。
 
 
熊野・伊勢ツアー以来、寺社めぐりにはまっています。
しかし、遠方に行った時は細かく回っているわりに
地元鎌倉は大体しか行っていないことを反省。
まずは鎌倉をきちんとおさえたいなあと思いました。
 
 
そこで、指針となるガイドブックを手に入れたいと思ったのですが
一般的ガイドブックだとグルメやお土産などの記事が多くて、
学術書だと解説は詳しいけど実用情報はないし。
 
ちょうど求めていた本がこれです。
 
 
題名の通り、著者が実際に歩いた様子を記事にしています。
地図を見て便宜的にコースを決めたとかではないので、
自分もそのままのコースをたどれば良いお参りができそうです。
 
 
各寺社の解説もしっかりしていて、かつかたくるしくないので
歴史的経緯をふまえつつ楽しく鎌倉巡りができそうです。
 
「境内では猫がのんびりひなたぼっこしていた」
など、何気ないつぶやきも交じっていて和みます。
 
 
個人的には一番うけたのは明月院
 
冒頭:
      境内で奇妙なものを発見した。
     明月院には「宇宙ステーション」があったのだ。 
 
 
プリティなうさぎちゃんの小屋のことですね~。
いやあ、わかります。
初めて見たとき私もまったく同じように思いました。
 
明月院の説明文の3分の1くらいは
宇宙ステーションについての記述でしめられていました