2015-08-23 「菊池寛」 [ちくま日本文学全集文庫] 本/明治大正 #小説 作家としてより、文芸春秋社の創立者としての方が 日本文学界への影響は大きい人物でしょうか。 芥川賞・直木賞を創設したのだし。 今回初めて読みましたが、 感想を一言でいうと「読みやすい」 スラスラ読み進められました。 文学というより小説。 サラリーマン御用達の小説月刊誌に載っていそう。 司馬遼太郎、松本清張、芥川など いろいろな作家を連想しました。 これは作風が多彩ということかな。 お勧めはやっぱり代表作の 「恩讐の彼方に」「父帰る」 「恩讐の彼方に」は文学と呼びたいですね。 「父帰る」は通俗的で月並み、だからこそ 日本人の心の琴線をつく名作だと思いました。 誰でも知ってる「忠臣蔵」も やっぱり毎年ドラマ化しますものね。