「大岡昇平」 ［ちくま日本文学全集文庫］
印象に残ったのは「中原中也の思い出」
中原中也は一番（というか唯一）好きな詩人です。
小説を私小説的な読み方するのは好きではないのですが
詩の場合は作者の人間性と不可分なような気がします。
この文章は、中原中也の人となりを知る上で
参考になりました。
私は現代詩には興味が薄いです。
日本人は俳句、短歌かなと思うので。
現代詩って西洋的で
日本文化にはなじみにくいような。
ある程度の年齢の方が「趣味は俳句です」と言っても
「良いご趣味で」とか応えてもらえるけど
「詩作してます」って言うと、わりとひかれるんじゃないかなあ。
私にとって唯一、中原中也だけが別格なのは
何故なのか、
いずれ追究してみたくなりました。
「野火」「レイテ戦記」など
戦争記録文学が有名ですが
あまり興味がもてなかったです。
